最新のオリンパス社のEVIS X1内視鏡システム
オリンパス社のEVIS X1内視鏡システム
最新の内視鏡を導入しています。
オリンパスのハイエンドモデルのEVIS X1内視鏡システムです。
使用しているスコープは、GIF-1200N
オリンパスの説明では、従来のスコープと比べ、低ノイズハイビジョン画像、明るさを確保し、微細な血管や粘膜の表面もリアルに再現することが可能となり、正確な診断をサポートします。患者様への経口または経鼻挿入における苦痛低減を目指し、挿入部にはより柔らかい素材を採用いたしました。同時に十二指腸への挿入性に貢献する適度なバランスを保っております:とのこと。
先端外径5.4mmと細く、鼻から口から、どちらから挿入しても被験者の負担は軽いです。
一昔前では、経口内視鏡に比べ細径内視鏡は画像が悪かったのですが、今では通常の内視鏡診断には差がないと言えるレベルです。
スクリーニング検査であれば、細径内視鏡だけでも良いと言えます。BAI-MACと言う機能で、近いところも遠いところも視認性が良くなっています。食道はNBI で、胃十二指腸はTXIで主に観察しています。それぞれの機能を使った画像で、胃がん、食道がんの特徴的な所見が拾い上げやすくなっています。
TXI: 通常光の情報に基づき、「明るさ補正」「テクスチャー強調」「色調強調」の3つの要素を最適化する画像技術です。
ハレーションを起こさずに暗部を明るくし、画像上のわずかな構造の変化や色調の変化を視認しやすくします。
NBI: VioletとGreenの狭帯域光を用いて粘膜表層の血管走行や表層微細構造を強調します。
大腸では、腺腫発見率ADRが、がんの発見予防に重要とされています。当院ではADR60%以上を維持するためTXIなどの画像処理機能を観察に用いています。また、腫瘍の診断には拡大観察+NBI観察を行い、適切な治療へと繋げています。