麻酔による鎮静、鎮痛剤の使用
内視鏡検査の際、一般に麻酔をかけたと言われるものです。実際は、鎮静剤で点滴から静脈に投与します。
深く鎮静し過ぎると、呼吸停止となり高齢者では危険も伴います。
検査終了後にすぐ覚醒できる程度の投与にとどめています。
多くの場合、楽に検査を受けることができます。
注意点は、帰りの車の運転や、危険な作業は当日控えていただく必要があることです。
少なくとも、6時間以上は運転はできません。これについては、同意書をお書きいただいております。
麻酔作用による呼吸停止などの危険性や、検査後の管理には、看護師が付ききりになるため、
大腸カメラ検査時、腸の癒着等による避けられない痛みがあります。
また痛みの感度には個人差が、完全に無痛に検査を受けていただくことは困難なこともあります。
その場合、患者さんのご希望に応じ、鎮痛剤、鎮静剤を使用します。
以前の検査で痛みが強かった場合は、鎮痛薬と鎮静薬を点滴投与します。
不安や緊張が強い方には、鎮静薬を点滴投与します。
検査中、体の向きを変えていただくことがあるため、胃カメラの時よりは、弱めの鎮静としております。
麻酔作用による呼吸停止などの問題や、検査後の管理には、看護師が付ききりになるため、
大変人手のいる、手間のかかる処置です。当院では、苦痛のない検査のため行なっています。