健診で貧血と言われたら要注意|大腸がん・ポリープが隠れていることも?
健診で「貧血」と言われたら
大腸カメラで出血源を確認する必要があるケースとは?
「貧血=鉄分不足」と思っていませんか?
健康診断で「貧血」と指摘されても、
「体質だから」「鉄分が足りないのかな」と軽く考えてしまう方も多いかもしれません。
しかし実は、貧血の中でも特に多い**「鉄欠乏性貧血」**は、
消化管(特に大腸)からの出血が原因で起こっていることがあります。
特に自覚症状がない場合でも、大腸がんやポリープが“静かに出血”していることがあるため、
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)でのチェックが非常に重要です。
鉄欠乏性貧血とは?|主な原因のひとつが“慢性的な出血”
貧血の多くは、「鉄欠乏性貧血」と呼ばれるタイプです。
これは、体内の鉄が不足し、酸素を運ぶヘモグロビンが減少することで起こる状態です。
主な原因には以下のようなものがあります:
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月経過多(女性に多い)
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食事からの鉄分摂取不足
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慢性的な消化管出血(胃・大腸など)
この中でも特に見逃されやすいのが、**「自覚のない消化管出血」**です。
出血に気づかない?|“隠れた出血源”があるケースとは
以下のような場合、症状のないまま出血が続いている可能性があります:
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大腸ポリープ(がんの前段階)
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大腸がん(特に右側結腸)
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潰瘍性大腸炎・虚血性腸炎などの腸炎
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痔などによる断続的な出血
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胃潰瘍・十二指腸潰瘍など上部消化管からの出血
右側結腸がん(盲腸付近)などは便に血が混じらず、気づかれにくいため、
健診の貧血が“唯一のサイン”になることも少なくありません。
なぜ大腸カメラが必要なのか?|便潜血だけでは不十分な理由
便潜血検査(健診で行われる検査)は、
出血があったタイミングにしか陽性にならず、出血量が少ないと見逃されることもあります。
そのため、貧血があって便潜血が陰性でも、内視鏡による直接の視認が必要です。
大腸カメラは、大腸の粘膜をすみずみまで観察し、ポリープやがんの早期発見が可能です。
こんな方は早めの検査をおすすめします
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健診で「貧血」と指摘された方(特に鉄欠乏性貧血)
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疲れやすい、めまい、顔色が悪いといった症状がある方
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女性で月経がなくなった後も貧血が続いている方
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体重減少・食欲不振・便秘や下痢などの消化器症状がある方
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家族に大腸がんの方がいる方
当院の大腸カメラは、初めての方にも安心の体制です
きだ内科クリニックでは、痛みや不安に配慮した検査体制を整えています。
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鎮静剤使用で眠っている間に終わる検査
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自宅で下剤を飲めるよう配慮+プライベートな待機室
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女性スタッフの対応にも配慮
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土曜・午後の検査枠あり(お仕事が忙しい方も安心)
よくあるご質問(FAQ)
Q. 便潜血は陰性なのに、貧血だけで検査が必要ですか?
→ はい、便潜血では出血を見逃すことがあり、貧血は唯一のサインとなることがあります。
Q. 検査はどれくらい痛いですか?
→ 鎮静剤を使用することで、ほとんどの方が「寝ている間に終わった」とおっしゃいます。
まとめ|“貧血”は見逃せない体からのサインです
健診での「貧血」は、体のどこかで何かが起きている証拠です。
特に原因がはっきりしない貧血は、大腸カメラで“見えない出血”の有無を確認することが重要です。
早期発見が、将来の命を守ることにつながります。
気になる方は、お早めにご相談ください。
🏥 きだ内科クリニックの大腸カメラ検査
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