梅雨どきのだるさ・頭痛・下痢…それ、“気象病”かもしれません|五苓散が効く理由とは?
梅雨前に要注意!
だるさ・頭痛・下痢は“気象病”かもしれません|気圧の変化で体調不良に?
「最近、雨の前に体が重い…」
「天気が悪いと頭痛や下痢がひどくなる」
そんな症状に心当たりはありませんか?
もしかすると、それは**「気象病(天気痛)」**と呼ばれる、自律神経の不調が関係しているかもしれません。
特に梅雨前のこの時期は、気圧や気温の変化が大きく、体に負担がかかる季節です。
気象病とは?|気圧や天候が体に影響を与える仕組み
気象病は、気温・湿度・気圧の変化によって自律神経が乱れ、さまざまな体調不良を引き起こす症状の総称です。
よく見られる症状:
-
頭痛、めまい、吐き気
-
倦怠感、だるさ、気分の落ち込み
-
下痢や便秘、腹痛などの消化器症状
-
肩こり、関節痛、古傷の痛み
特に梅雨の時期は、低気圧や湿度の影響で交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなります。
その結果、体がうまく調整できず、不調を感じやすくなるのです。
気象病による「下痢・胃腸の不調」にも注意
「気象病=頭痛」と思われがちですが、実は胃腸への影響も見逃せません。
-
朝だけ下痢になる
-
雨の日にお腹が緩くなる
-
むくみやすく、食欲がない
-
気圧の変化で腹痛や吐き気がある
このような症状が梅雨どきに重なる場合、自律神経の乱れだけでなく、体内の水分代謝が崩れている可能性があります。
漢方薬「五苓散(ごれいさん)」が気象病に有効な理由
気象病による不調に対し、当院では必要に応じて**漢方薬「五苓散(ごれいさん)」**の処方を行うことがあります。
五苓散とは?
五苓散は、体内の「水(すい)」の巡りを整える働きがある漢方薬です。
「余分な水分が体内に停滞している状態(=水滞)」を改善し、以下のような症状に用いられます。
効果が期待される症状:
-
気圧の変化による頭痛、むくみ
-
下痢、吐き気、胃の不快感
-
めまい、だるさ、倦怠感
-
トイレが近いのに尿量が少ない
五苓散は、**気圧変化に敏感な体質(気象病体質)**の方に、非常に適した処方です。
特に、「湿気が多いと不調になる」「雨の前に調子が悪い」という方は、一度試す価値があります。
当院での対応|西洋医学+漢方のハイブリッドアプローチ
きだ内科クリニックでは、以下のような気象病対策を行っています。
✅ 自律神経の乱れに対する生活指導と薬物治療
✅ 漢方薬(五苓散など)による体質改善
✅ 胃腸症状が強い方には腹部エコー・血液検査・必要に応じた内視鏡検査
✅ 栄養や睡眠、ストレスマネジメントのアドバイス
体調がすぐれないときは、「病気ではないから…」と放置せず、早めにご相談ください。
📌こんな方に五苓散が合うかもしれません
☑ 雨の日に頭痛やむくみが出る
☑ 気圧が下がると下痢・腹痛がある
☑ 冷えや湿気で調子が崩れやすい
☑ トイレが近いのに、尿が出にくい
☑ 胃がチャポチャポとする感じがある
当てはまる方には、五苓散などの漢方治療が有効なケースがあります。
▶ 気象病のご相談は、きだ内科クリニックへ
山形県米沢市の【きだ内科クリニック】では、
気象病に悩む方への内科的アプローチ+漢方治療を行っています。
「なんとなく不調」が続くときこそ、早めの対策が肝心です。
▶ ご予約・ご相談はこちらから
▶ 胃腸の不調や自律神経の乱れ【消化器内科・漢方治療のご案内】