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米沢市で健診異常を指摘されたら|消化器内科を早めに受診すべき症状とケースを解説

[2026.03.09]

米沢市では、成人の健康診査として胃がん検診、大腸がん検診、肝炎ウイルス検診などが実施されています。健診結果で「要精密検査」や「要受診」の判定が出た際、自覚症状がないとつい後回しにしがちですが、がん検診はもともと無症状の方を対象とした検査です。異常を指摘されたときや、何らかの消化器症状がある場合は、次回の健診を待たずに消化器内科を受診することが大切です。

 

 

 

健診結果の異常を放置してはいけない理由

 

消化器疾患の多くは、初期段階では自覚症状がほとんどありません。胃がんや大腸がんも、検診によって症状が出る前に発見できることがあります。一方で、黒い便やつかえ感、体重減少、黄疸といった明らかな症状が出ている場合は、検診で様子を見る段階ではなく、確定診断のための受診が最優先となります。

 

早めに消化器内科を受診すべき代表的なケース

 

健診で指摘を受けやすい項目や、注意が必要な症状をまとめました。これらに該当する場合は、専門医による診察を推奨します。

 

便潜血陽性 2日間のうち1日でも陽性であれば、大腸内視鏡検査による精密検査が必要です。痔がある場合でも自己判断はせず、大腸全体を確認する必要があります。
胃がん検診の異常 バリウム検査で「要精密検査」となった場合、胃内視鏡検査による直接の観察が不可欠です。胃の痛みや胸やけを伴う場合は特に注意してください。
肝機能の数値異常 ALT(GPT)が30を超える場合は、慢性肝臓病の可能性があります。脂肪肝は飲酒の有無にかかわらず、肝硬変へ進行するリスクがあります。
肝炎ウイルス陽性 HBs抗原陽性やHCV抗体陽性は、肝炎ウイルスへの感染を意味します。放置せず、消化器内科や肝臓専門医を受診してください。
貧血の指摘 貧血の背景には、胃や腸からの出血が隠れていることがあります。特に黒い便やふらつきを伴う場合は、消化管の精査が重要です。
慢性的な腹部症状 便通異常に加え、50歳以上での発症や家族歴がある場合は、大腸内視鏡などの詳細な検査が必要になるケースが多いです。
つかえ感・体重減少 食べ物がつかえる感じや急激な体重減少は、食道や胃、膵臓の病気のサインである可能性があります。決して放置してはいけません。

 

即日の受診や救急相談を検討すべき緊急症状

 

以下の症状は、消化管出血や潰瘍の穿孔(穴が開くこと)など、緊急性の高い状態である可能性があります。

  • 吐血黒色便(タール便)が見られる
  • ふらつきを伴う激しい下血がある
  • 我慢できないほど強い腹痛が突然現れた

 

これらの症状がある場合は、通常の予約受診を待つのではなく、当日の受診や救急相談を検討してください。肝硬変などの持病がある方も、吐血や黒い便はショックの原因となるため、迅速な対応が必要です。

 

米沢市で健診異常を指摘されたら先延ばしせず相談を

 

健診の異常は「症状がないから大丈夫」とは言い切れません。便潜血陽性、胃がん検診の精査指示、肝機能異常などは、消化器内科で原因を確認すべき重要なサインです。米沢市で健診異常を指摘された方は、結果票をお手元にご用意のうえ、早めに消化器内科へ相談しましょう。必要な検査を適切な順番で受けることが、病気の見逃しを防ぐ第一歩になります。

 

健診後の受診に関するよくある質問

 

Q.便潜血陽性は痔のせいであっても受診が必要ですか?

はい。痔があったとしても、その奥に大腸がんやポリープが隠れている可能性を否定できません。精密検査として、大腸全体を観察できる内視鏡検査を受けることが勧められます。

 

Q.肝機能の数値が少し高い程度でも受診すべきでしょうか?

軽度の異常であっても、背景に脂肪肝や慢性肝炎が潜んでいることがあります。特に糖尿病や高血圧などの生活習慣病がある方は、肝疾患が進行しやすいため注意が必要です。

 

Q.健診で異常がなくても、胃の違和感があれば受診していいですか?

もちろんです。がん検診はあくまで無症状の方のための検査です。つかえ感、繰り返す嘔吐、黒い便などの自覚症状がある場合は、健診結果に関わらず速やかに受診してください。

 

執筆・監修:山形県米沢市 きだ内科クリニック 院長 木田 雅文
(医学博士/日本消化器病学会 消化器病専門医/日本消化器内視鏡学会 専門医)

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