メニュー

脂質異常症は若い人にも増えている? 20〜40代で注意したいポイントとは【医師監修】

[2025.05.05]

ご予約はこちら

脂質異常症は若い人にも増えている?

20〜40代で注意したいポイントとは【医師監修】

「脂質異常症(コレステロール・中性脂肪の異常)」というと、中高年の病気と思っていませんか?
実は今、20〜40代の若い世代でも脂質異常症の割合が増加しています。

症状がないからこそ見落とされやすく、
放置すると将来的な動脈硬化や心筋梗塞・脳梗塞のリスクが高まるおそれも。

この記事では、なぜ若い人にも脂質異常症が増えているのか、
そして20〜40代で特に気をつけたい生活習慣や予防ポイントを、内科医がわかりやすく解説します。


◆ 脂質異常症とは?

脂質異常症は、以下のいずれか、または複数に該当する状態を指します。

  • LDL(悪玉)コレステロールが高い(140mg/dL以上)

  • HDL(善玉)コレステロールが低い(40mg/dL未満)

  • 中性脂肪(トリグリセリド)が高い(150mg/dL以上)

血液中の脂質バランスが崩れると、血管の内壁に脂質が蓄積し、動脈硬化の原因になります。


◆ なぜ若い世代に脂質異常が増えているの?

✅ 1. 食生活の欧米化・高脂質化

ファストフード、揚げ物、スイーツなどを頻繁に摂取していると、
LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪が上がりやすくなります。

✅ 2. 運動不足・デスクワーク中心の生活

現代の若年層は、座りっぱなしの時間が長く、運動量が著しく減少しています。

✅ 3. ストレス・睡眠不足

交感神経が優位になることで、脂質代謝が乱れやすくなるとされています。

✅ 4. 飲酒・喫煙習慣の影響

20代後半〜30代以降で習慣化した飲酒や喫煙が、HDL低下や中性脂肪の上昇につながるケースも。


◆ 若いからと油断は禁物|放置で起こりうるリスク

脂質異常症は症状がないまま進行し、
将来的に以下のような重篤な疾患を引き起こすリスクがあります:

  • 動脈硬化

  • 心筋梗塞

  • 脳梗塞

  • 脂肪肝や肝機能障害

  • メタボリックシンドローム

特に、30〜40代での生活習慣がその後の健康を大きく左右します。


◆ 20〜40代で注意したい脂質改善の生活習慣とは?

◎ 食事の見直しが第一歩

  • 揚げ物・肉の脂身・スナック菓子は控えめに

  • 野菜・魚・大豆製品を積極的に

  • 甘いジュースやアルコールは控える

◎ 運動の習慣をつける

  • 1日20〜30分のウォーキング、軽い筋トレなど

  • 通勤・通学でも「階段を使う」「1駅歩く」など工夫を

◎ 禁煙&節酒

  • 喫煙はHDL(善玉)を減少させ、動脈硬化を加速

  • お酒も量と頻度に注意を

◎ 睡眠とストレス管理

  • 睡眠不足や過度なストレスは、脂質代謝に悪影響

  • 質の良い睡眠とリラックスタイムを確保しましょう


◆ 健康診断で指摘されたら、早めの対処を

健康診断で「LDLが高い」「中性脂肪が高め」と言われたら、
若くても生活習慣の見直しと医療機関でのフォローが大切です。

放置すれば、10年後・20年後に動脈硬化や心疾患として現れる可能性があります。


◆ 米沢市で脂質異常症の相談なら|きだ内科クリニックへ

きだ内科クリニックでは、20〜40代の脂質異常症の早期発見・生活改善サポートを行っています。
「薬に頼らず、まずは生活から見直したい」
「どう改善すればいいか分からない」
そんな方にも、無理のない改善プランをご提案します。

ご予約はこちら

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME

chatsimple