血便は痔だけじゃない|大腸がんとの違いを見分けるには内視鏡検査を
血便=痔とは限りません
大腸がんと見分けるには内視鏡検査が必要です
「血便が出た…でも、きっと痔だろう」
その思い込み、命に関わるかもしれません。
トイレで便に赤い血が混じっていた――
多くの方が「痔かな」と自己判断し、様子を見るだけで受診しないケースが非常に多く見られます。
しかし、血便は「痔」だけでなく、「大腸がん」の初期症状である可能性もあるのです。
そして、大腸がんは早期発見すれば治癒が可能な病気。
“本当に痔なのか?がんなのか?”を正確に見極めるために、内視鏡検査(大腸カメラ)が必要です。
血便の原因はさまざま|自己判断はとても危険です
🔴 痔による出血(直腸・肛門付近)
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いぼ痔(内痔核)や切れ痔による出血
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排便時に真っ赤な鮮血が見られることが多い
🟠 大腸がん・ポリープによる出血
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ポリープやがん表面の毛細血管からの出血
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少量ずつ混じるため、色が黒ずんだり、便に血が混ざっていることがある
🔵 大腸炎・感染性腸炎・潰瘍性大腸炎など
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下痢や腹痛と一緒に粘血便が見られるケース
大腸がんの血便は「痛みもなく静かに進行」する
大腸がんは、進行するまでほとんど症状がありません。
血便が出ても、痛みも発熱もなく、「便通の異常かな?」で終わってしまうことが多いのです。
特に右側(盲腸・上行結腸)にできるがんは、出血しても血が便に混ざり、目で見てわからない場合も。
だからこそ、内視鏡検査で直接大腸を確認することが最も確実な方法です。
「痔だと思っていたら大腸がんだった」そんなケースも…
実際に、当院でも以下のような例がありました:
💬「ずっと痔だと思っていたけど、なかなか治らないので受診したら大腸ポリープだった」
💬「血便だけで他の症状がなかったので様子を見ていたが、内視鏡検査で早期がんが見つかった」
早期に発見できれば、内視鏡で切除できるがんやポリープも多く、治療も軽く済みます。
内視鏡検査は、想像よりずっと安心して受けられます
きだ内科クリニックでは、初めての方でも安心して受けられる内視鏡検査体制を整えています。
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鎮静剤を使用して「眠っている間に終わる検査」
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自宅で下剤を飲めるスタイルで負担軽減
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土曜・午後の検査も対応|仕事や家庭の都合にも合わせやすい
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女性医師・女性スタッフの対応も可(ご希望があれば)
このような方は今すぐ検査をおすすめします
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血便が続いているが痔だと思って様子を見ている
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最近便の色が赤っぽい、または黒ずんでいる
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下痢と便秘を繰り返すようになった
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健診で便潜血陽性と言われた
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大腸がんの家族歴がある
まとめ|“血便=痔”と決めつけず、しっかり調べることが大切です
「痔かもしれない」「様子を見よう」は、時に命に関わる判断になります。
たった1回の内視鏡検査で、大腸がんを未然に防ぐことができるかもしれません。
症状がある今だからこそ、放置せずに一度ご相談ください。
🏥 きだ内科クリニックの大腸カメラ検査
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消化器内視鏡専門医による安心の施行
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鎮静下での苦痛の少ない検査
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日帰りでポリープ切除も対応
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土曜・午後検査にも対応(仕事を休まずOK)
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米沢市・南陽市・川西町からも多数ご来院