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2026年6月からCPAP治療の保険適用が拡大|いびき・眠気・高血圧は睡眠時無呼吸症候群かもしれません

[2026.06.08]

「家族からいびきがひどいと言われる」「寝ているはずなのに日中眠い」「朝起きたときに頭が重い」「血圧の薬を飲んでいるのに、なかなか血圧が安定しない」。このような症状がある方は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。

 

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりする病気です。単なる「いびき」ではなく、夜間に酸素が下がることで、心臓・血管・脳に負担がかかることがあります。

 

2026年6月の診療報酬改定では、睡眠時無呼吸症候群に対するCPAP治療の保険適用基準が見直され、これまでより早い段階で治療を検討しやすくなりました。厚生労働省の令和8年度診療報酬改定資料では、睡眠医療や在宅持続陽圧呼吸療法に関する見直しが示されています。

 

山形県米沢市のきだ内科クリニックでは、いびき・日中の眠気・高血圧・生活習慣病の背景に隠れる睡眠時無呼吸症候群を早期に見つけ、必要に応じて自宅でできる検査やCPAP治療につなげています。

 

 

 

2026年6月の診療報酬改定による保険適用基準の変更

 

今回の大きなポイントは、CPAP治療を保険で開始する際の目安となるAHI/REIの基準が引き下げられたことです。AHIとは睡眠1時間あたりに起こる無呼吸・低呼吸の回数を示す指標であり、REIは簡易検査で呼吸イベントを評価するときに使われる指標です。

 

検査方法 改定前 2026年6月以降
簡易検査・自宅検査 AHI/REI 40以上 AHI/REI 30以上
PSG精密検査 AHI 20以上 AHI 15以上

 

これまで「中等症だがCPAPの保険適用には届かない」と言われていた方や、簡易検査でAHI 30台だったものの精密検査まで進めず治療を見送っていた方が、治療につながりやすくなりました。

 

2026年度改定では、在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料2の対象となるAHI基準が20以上から15以上へ、簡易検査等での特例的な基準が40以上から30以上へ見直されています。ただし、保険適用は数字だけで自動的に決まるものではなく、症状や合併症を総合的に判断します。

 

以前の検査で治療対象外となった方への再評価の推奨

 

過去に「AHIが15〜19なので保険適用外」「簡易検査で30台だが精密検査が必要」と言われ、治療を断念したことはありませんか?2026年6月以降は、再検査や再評価によってCPAP治療を検討できる可能性があります

 

特に以下の項目に当てはまる方は、改めての検査をおすすめします。

  • 家族に「呼吸が止まっている」と言われた、または大きないびきを指摘される
  • 日中の強い眠気や、運転中に眠くなることがある
  • 朝起きても疲れが取れない、または起床時に頭痛がある
  • 夜間頻尿がある
  • 高血圧、糖尿病、脂質異常症、心房細動などの持病がある
  • 顎が小さい、首まわりが太い、または鼻づまりがある

 

睡眠時無呼吸症候群は肥満の方だけの病気ではありません。日本人では骨格や気道の形によって発症することも多いのが特徴です。

 

睡眠時無呼吸症候群を放置するリスクと全身への影響

 

睡眠時無呼吸症候群を放置すると、単なる疲労感だけでなく全身に深刻な影響を及ぼします。厚生労働省の資料では、心血管・代謝系のリスク増加に関与し、自動車事故リスクの増加にもつながるとされています。

 

特に内科診療で重要なのは、高血圧との密接な関係です。睡眠中に呼吸が止まるたびに交感神経が刺激され、血圧が上がりやすくなります。薬を飲んでいるのに血圧が下がりにくい方は、背景にこの病気が隠れている可能性があります。

 

きだ内科クリニックでは、生活習慣病の管理とあわせて、血圧・血糖・体重・睡眠を統合的に見直すことを重視しています。

 

自宅で受けられる睡眠時無呼吸検査と治療の流れ

 

当院では、お仕事が忙しい方でも受けやすいよう、まずは自宅で行う簡易検査から開始しています。検査機器を一晩装着するだけで、呼吸状態や酸素の低下を測定できます。

  1. 受診・問診
    いびき、眠気、血圧、既往歴、内服薬などの状況を確認します。
  2. 自宅検査の実施
    検査機器を持ち帰り、ご自宅で睡眠中の呼吸状態を測定します。
  3. 解析結果の説明
    AHI/REIの値、酸素低下、無呼吸の程度を詳しく説明します。
  4. 治療方針の決定
    CPAP、精密検査、マウスピース、生活指導などから最適な方法を検討します。
  5. 継続的な管理
    CPAP導入後は使用状況を確認し、快適に続けられるよう調整を行います。

 

CPAP治療の効果と継続の重要性

 

CPAPは睡眠中にマスクを装着し、空気の圧力で気道を広げる治療法です。適切に使用することでいびきの改善や日中の眠気の軽減、血圧の安定などが期待できます。

 

厚生労働省の資料では、高血圧や心血管イベントの頻度を抑制するためには、1晩あたり4時間以上の使用が適切とされています。毎日使い続けることで、初めて十分な臨床効果が得られます。

 

CPAPの継続が難しい場合のサポート体制

 

「マスクが合わない」「息苦しい」「口が乾く」といった悩みから、治療を中断してしまう方も少なくありません。当院では、自己判断で中止せず早めに相談することを推奨しています。

 

マスクの変更や圧設定の見直し、鼻炎治療などで改善できる場合があります。2026年の改定では使用状況のモニタリングがより重視されるようになりましたが、大切なのは「どうすれば使えるようになるか」を一緒に考えることです。

 

CPAP治療にかかる費用負担の目安

 

CPAP治療は保険診療の中で機器をレンタルして管理を行います。2026年度改定後の点数に基づくと、3割負担の方の月々の自己負担は4,500円〜5,000円前後が目安となります。

 

ただし、再診料や処方の有無によって費用は変動するため、詳細については受診時にご説明いたします。

 

CPAP以外の治療選択肢と生活習慣の改善

 

重症度や原因に応じて、CPAP以外の治療法を組み合わせる場合もあります。

 

マウスピース治療 歯科で作成し、下顎を前に出すことで気道を広げます。軽症から中等症の方が対象です。
体重管理・減量 肥満が原因の場合は、減量によって症状が劇的に改善することがあります。
耳鼻咽喉科的治療 鼻づまりや扁桃肥大がある場合、それらへの対応が有効なことがあります。
生活習慣の修正 就寝前の飲酒や喫煙、仰向け寝を控えることが、無呼吸の悪化を防ぎます。

 

きだ内科クリニックで相談するメリット

 

当院では、睡眠時無呼吸症候群を単なる睡眠の問題ではなく、心血管リスクに関わる内科疾患として捉えています。置賜地域(米沢市・南陽市・高畠町・川西町・長井市など)でSAS検査を希望される方は、お気軽にご相談ください。

 

以前の検査で対象外と言われた方や、生活習慣病とまとめて相談したい方に対し、将来の健康リスクを減らすための包括的なサポートを行います。

 

睡眠時無呼吸症候群に関するよくある質問

 

Q. いびきだけでも受診してよいですか?

はい。大きないびきは病気の重要なサインです。家族に指摘された場合などは、早めの検査をおすすめします。

 

Q. 太っていなくても発症しますか?

発症します。顎の形や鼻の通り、扁桃の大きさなど、体型以外の要因も大きく関係しています。

 

Q. 検査には入院が必要ですか?

多くの場合、まずは自宅での簡易検査から開始しますので、入院の必要はありません。

 

Q. 以前に対象外と言われましたが再相談できますか?

もちろんです。2026年6月から保険適用基準が緩和されたため、改めて治療の対象となる可能性があります。

 

Q. CPAPが使えなかったら即中止になりますか?

いいえ。まずは原因を確認し、調整や工夫で改善を目指します。使いにくいと感じたら、まずは主治医へお伝えください。

 

まとめ|米沢市でいびきや睡眠の悩みをお持ちの方へ

 

2026年6月の改定により、CPAP治療はより身近なものとなりました。いびきや日中の眠気を「疲れのせい」と放置せず、適切な診断と治療を受けることが大切です。

 

山形県米沢市のきだ内科クリニックでは、検査から治療まで一貫して対応しています。気になる症状がある方は、WEB予約またはお電話でご相談ください。

 

お問い合わせ・ご予約

 

いびき・日中の眠気・高血圧でお悩みの方へ
睡眠時無呼吸症候群は、自宅で検査できる場合があります。当院では検査から治療、CPAP継続サポートまで対応しています。将来の健康を守るため、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。

 

執筆・監修:山形県米沢市 きだ内科クリニック 院長 木田 雅文
(医学博士/日本消化器病学会 消化器病専門医/日本消化器内視鏡学会 専門医)

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