HbA1c迅速検査(POCT)とは?指先採血で90秒|山形県米沢市 きだ内科クリニック
HbA1c迅速検査(POCT)を2月末より導入します|指先採血で“その日の診察に結果を反映”
きだ内科クリニック(山形県米沢市)では、
糖尿病診療をより分かりやすく、負担を少なく、継続しやすいものにするため、HbA1c迅速検査(POCT)を2月末より導入します。
本記事では、HbA1cのPOCTとは何か/何が変わるのか/採血の頻度まで、患者さんにとって大切なポイントをまとめてご案内します。
HbA1cのPOCTとは?
**POCT(Point Of Care Testing)**とは、
診察室や外来のその場で行い、すぐに結果がわかる検査のことです。
従来の
「腕から採血 → 検査会社へ提出 → 後日結果説明」
という流れではなく、検査から診察までが同日に完結します。
当院で導入したHbA1c迅速検査について
当院では、**アークレイ社のHbA1c迅速測定装置「The Lab 001」**を使用します。
特徴
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指先からの微量採血のみ
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結果は約90秒で判明
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採血室での腕からの採血は不要
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医療機関で広く使用されている信頼性の高い検査機器
診療の流れ(糖尿病で通院中の方)
糖尿病で通院中の方は、原則として診察前にHbA1cのPOCTを受けていただきます。
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受付
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指先からHbA1c迅速検査
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約90秒で結果が判明
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結果をもとに当日の診察・治療方針の相談
👉 結果を見ながら、その日のうちに治療方針を決められる診察が可能になります。
指先採血のメリット
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腕の採血が苦手な方でも安心
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待ち時間の短縮
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その日の体調・生活状況を踏まえたきめ細かな治療調整
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治療内容への理解と納得感の向上
HbA1c以外の血液検査はどうなるの?
HbA1c以外に必要な検査(腎機能・肝機能・脂質など)がある場合は、
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診察後に通常の採血を行います
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毎回すべての採血を行うわけではありません
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検査の頻度はお一人おひとりの病状に応じて調整します
定期的に必要な検査と頻度
糖尿病の合併症を早期に防ぐため、以下の検査は
原則として3か月に1回行います。
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腎機能(クレアチニン、eGFR など)
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肝機能
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脂質(コレステロール・中性脂肪)
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尿中アルブミン(腎臓の早期障害チェック)
※状態が安定している方、治療内容に変更がない方は、医師の判断で間隔を調整することがあります。
よくある質問(Q&A)
Q. 毎回、腕から採血は必要ですか?
いいえ。
毎回必要なのは指先からのHbA1c迅速検査のみです。
腕からの採血は、必要なタイミングで必要な項目だけ行います。
Q. 指先採血でも精度は大丈夫ですか?
はい。
The Lab 001によるHbA1c測定は、
日常診療で十分な精度が確認されている検査方法です。
当院の考え方
糖尿病治療では、
「検査 → 結果 → 説明 → 治療」
この流れが同じ日に完結することがとても重要です。
HbA1c迅速検査(POCT)の導入により、
より納得感のある診療、続けやすい糖尿病治療を目指しています。
ご不明な点がありましたら、いつでもスタッフまでお声がけください。
きだ内科クリニック
糖尿病・生活習慣病の継続治療に対応しています
執筆・監修:山形県米沢市 きだ内科クリニック 院長 木田 雅文
(医学博士/日本消化器病学会 消化器病専門医/日本消化器内視鏡学会 専門医)
