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生活習慣病・高尿酸血症・痛風・甲状腺疾患

生活習慣病

生活習慣病はかつて成人病と呼ばれ、主に乱れた生活習慣(食生活、運動、飲酒、喫煙など)から発生するといわれています。

生活習慣病から来る病気・疾患

糖尿病、肥満症、脳卒中、心臓病、高脂血症(脂質異常症)、高血圧症、動脈硬化症、痛風(高尿酸血症)など。

当院の治療方針

医学的な根拠に基づいた生活習慣の指導をいたします。生活習慣病の改善は、まず、日常生活の改善から始まることがほとんどです。今までできなかった健康的な生活を継続していくことは、簡単なことではありませんが、日々の経過を患者さんと一緒に二人三脚で歩んでいくことを心がけます。

また、重篤な糖尿病など、高度な医療機関での治療が必要な場合には、適切な医療機関をご紹介し、紹介病院と十分な連携を取りながら、治療をすすめていきます。

高尿酸血症

高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が正常値よりも高い状態を指します。尿酸は、体内の核酸の分解産物であり、通常は腎臓を通じて排泄されますが、排泄が追いつかずに尿酸が体内に蓄積することによって高尿酸血症が生じます。

高尿酸血症は、痛風の原因の一つとされており、痛風発作や尿酸結晶による関節炎、尿路結石などの症状を引き起こすことがあります。また、高尿酸血症は、慢性腎臓病や高血圧、糖尿病、肥満などの生活習慣病の発症リスクを高めることがあります。

高尿酸血症の原因には、遺伝的要因、肥満、アルコールの過剰摂取、内臓脂肪の増加、腎機能障害、糖尿病などが挙げられます。また、一部の薬剤や疾患も高尿酸血症を引き起こすことがあります。

高尿酸血症の診断には、血液検査による尿酸値の測定が行われます。正常値は男性で7.0mg/dL以下、女性で6.0mg/dL以下とされています。また、尿酸結晶が関節液や尿中に認められる場合には、痛風や尿路結石の診断に繋がります。

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高尿酸血症の治療には、食事療法や運動、薬物療法が用いられます。食事療法では、プリン体の多い食品(上記画像参照)やアルコールを制限することが推奨されています。また、肥満や運動不足が原因の場合には、体重の減量や運動療法が有効です。薬物療法では、尿酸生成抑制剤や尿酸排泄促進剤が用いられ、尿酸値の低下を促すことが目的となります。

痛風

痛風は、高尿酸血症によって尿酸が関節に結晶化して炎症を引き起こす疾患です。主に足の親指や足関節に発症することが多く、激しい痛みや腫れ、赤みが現れます。症状は突然起こり、夜間や早朝に発症することが多く、局所的な痛みや腫れだけでなく、発熱や全身倦怠感などの全身症状も伴う場合があります。

痛風の原因は、遺伝的要因や加齢、肥満、飲酒、高脂血症、高血圧などが挙げられます。また、腎臓機能の低下や糖尿病などの疾患も痛風の発症に関係しています。

痛風の診断には、痛風発作時の関節液検査や、血液検査による尿酸値の測定が行われます。また、痛風発作以外にも、慢性的な痛風性関節炎や、尿酸結晶による尿路結石などが発生することがあります。

痛風の治療には、急性期の痛風発作に対しては非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やコルヒチンが用いられます。また、再発予防のために、尿酸値を下げるための薬剤(尿酸生成抑制剤や尿酸排泄促進剤)を用いた治療が行われます。併せて、食事療法や運動療法なども有効な治療法として取り入れられます。治療においては、医師の指示に従って正しい薬剤の使用や食事・運動管理を行うことが重要です。

甲状腺疾患

甲状腺疾患は、甲状腺の機能不全や炎症、腫瘍などによって引き起こされる疾患の総称です。甲状腺は、体内の代謝やホルモンバランスを調整する重要な臓器であり、甲状腺疾患はその機能不全によって様々な症状を引き起こします。

Woman and illustration of thyroid gland on white background

代表的な甲状腺疾患としては、以下のようなものがあります。

  1. 甲状腺機能亢進症(バセドウ病など):甲状腺ホルモンの過剰分泌によって代謝が亢進し、不眠、多汗、動悸、体重減少などの症状を引き起こします。

  2. 甲状腺機能低下症(橋本病など):甲状腺ホルモンの分泌が不足し、疲れやだるさ、冷感、体重増加、便秘などの症状を引き起こします。

  3. 甲状腺結節:甲状腺内にできる腫瘤のことで、甲状腺ホルモンの過剰分泌や、声帯の圧迫などによって症状を引き起こすことがあります。

  4. 甲状腺炎:甲状腺の炎症によって引き起こされる疾患で、急性甲状腺炎や慢性甲状腺炎などがあります。

甲状腺疾患の診断には、甲状腺ホルモンや甲状腺刺激ホルモンの検査、超音波検査、放射性ヨウ素検査、甲状腺細胞診などが使われます。治療には、甲状腺ホルモンの補充、抗甲状腺薬や手術などがあります。甲状腺疾患は、適切な治療を受けることで予後が改善する場合がありますので、早期に診断・治療を受けることが重要

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