メニュー

胃カメラについて

胃カメラ(胃内視鏡検査)について

当院では最新の細径内視鏡を用い経鼻内視鏡 (鼻から挿入する内視鏡)と、経口内視鏡 (口から挿入する内視鏡) を行っております。


また、ご希望の方には、適量の鎮静剤を使用して苦痛なく検査を受けることが出来るようにしています。
緊張を和らげるだけでなく、眠っている間に安全に検査を受けて頂く事が可能です。

Endoscopy at the hospital. Doctor holding endoscope before gastroscopy. Medical examination

胃がん、食道がんの有無、組織採取による病理検査も同時に行えます。

ピロリ菌による、慢性胃炎の進行状況と胃がんリスク診断も行います。

その上で、ピロリ菌の検査(便中抗原検査、呼気テスト等)を行い、

除菌治療についてご案内させていただきます。

近年増えている、逆流性食道炎(胸焼け、胃もたれ、のどの違和感)機能性ディスペプシアの診断にも重要な検査です。

太字の項目については、メニュー内に詳しい説明がございますので、お読み下さい。

胃内視鏡検査を受けるべき症状

  • ピロリ菌検査で陽性 
  • ABC検診でB群以上や、抗ヘリコバクター・ピロリIgG抗体陽性
  • 胃バリウム検査(胃部X線検査・胃部レントゲン検査)陽性や慢性胃炎
  • 腫瘍マーカー(CEA・CA19-9)高値
  • 腹痛(みぞおちの痛み・上腹部痛・背中の痛み)
  • 胃もたれ・胃の不快感・お腹がはる
  • 吐き気・嘔吐
  • 胸やけ・胸の痛み
  • 酸っぱいもの・苦いものがこみあげてくる
  • のどの違和感・乾いた咳が続く・息がくさい
  • 食べ物が飲み込みづらい
  • 黒い便が出た
  • 貧血
  • 体重減少・食欲不振
  • 家族に胃がんの方がいる
  • 50歳以上で一度も胃カメラを受けたことがない

胃内視鏡検査でわかる病気

食道咽頭疾患
  • 咽頭腫瘍
  • 食道がん
  • 食道胃接合部がん
  • バレット腺ガン
  • バレット食道
  • 逆流性食道炎
  • 好酸球性食道炎
  • 食道裂孔ヘルニア
  • 食道静脈瘤
  • 食道カンジダ
  • 食道乳頭腫
  • 食道・咽頭遺物
  • 食道粘膜下腫瘍
胃疾患
  • 胃がん
早期胃がん 進行胃がん スキルス胃がん
  • 急性胃炎
  • 慢性胃炎
  • 胃潰瘍
  • 胃ポリープ
胃過形成ポリープ 胃底腺ポリープ 胃腺腫
  • 萎縮性胃炎
  • 鳥肌胃炎
  • ピロリー菌
  • 胃アニサキス症
  • 胃静脈瘤
  • 胃憩室
  • 胃粘膜下腫瘍
胃NET・カルチノイド・神経内分泌腫瘍・GIST
  • 胃MALT・悪性リンパ腫
  • DAVE・GAVE
十二指腸疾患
  • 十二指腸がん
  • 十二指腸潰瘍
  • 十二指腸腺腫

オリンパス社のEVIS X1内視鏡システム

最新の内視鏡を導入しています。

オリンパスのハイエンドモデルのEVIS X1内視鏡システムです。

使用しているスコープは、GIF-1200N

オリンパスの説明では、従来のスコープと比べ、低ノイズハイビジョン画像、明るさを確保し、微細な血管や粘膜の表面もリアルに再現することが可能となり、正確な診断をサポートします。患者様への経口または経鼻挿入における苦痛低減を目指し、挿入部にはより柔らかい素材を採用いたしました。同時に十二指腸への挿入性に貢献する適度なバランスを保っております:とのこと。

先端外径5.4mmと細く、鼻から口から、どちらから挿入しても被験者の負担は軽いです。

一昔前では、経口内視鏡に比べ細径内視鏡は画像が悪かったのですが、今では通常の内視鏡診断には差がないと言えるレベルです。

スクリーニング検査であれば、細径内視鏡だけでも良いと言えます。BAI-MACと言う機能で、近いところも遠いところも視認性が良くなっています。食道はNBI で、胃十二指腸はTXIで主に観察しています。それぞれの機能を使った画像で、胃がん、食道がんの特徴的な所見が拾い上げやすくなっています。

TXI: 通常光の情報に基づき、「明るさ補正」「テクスチャー強調」「色調強調」の3つの要素を最適化する画像技術です。

ハレーションを起こさずに暗部を明るくし、画像上のわずかな構造の変化や色調の変化を視認しやすくします。

NBI: VioletとGreenの狭帯域光を用いて粘膜表層の血管走行や表層微細構造を強調します。

鎮静剤について

内視鏡検査の際、一般に麻酔をかけたと言われるものです。実際は、鎮静剤で点滴から静脈に投与します。

深く鎮静し過ぎると、呼吸停止となり高齢者では危険も伴います。

検査終了後にすぐ覚醒できる程度の投与にとどめています。

多くの場合、楽に検査を受けることができます。

注意点は、帰りの車の運転や、危険な作業は当日控えていただく必要があることです。

少なくとも、6時間以上は運転はできません。これについては、同意書をお書きいただいております。

麻酔作用による呼吸停止などの危険性や、検査後の管理には、看護師が付ききりになるため、

大変に人手のいる、手間のかかる処置です。それでも当院では、苦痛のない検査のため行なっています。

内視鏡洗浄について

皆様に安全で安心な内視鏡検査を提供するため、感染予防に妥協は許しません

皆様の体内に挿入するものですので、当院ではいかに清潔で安全であるかは最も重要なことと考えております。

  • 内視鏡は検査終了後に、高水準の消毒滅菌剤である過酢酸での洗浄消毒法を完全に行なっています。
  • 内視鏡スコープ以外の処置具については、患者さんごとに新しい製品を使用することを原則としています。

内視鏡検査は口や肛門から内視鏡スコープを挿入し、胃や腸の中をくまなく検査し、胃がんや大腸がんなどを早期で発見できる人類にとって恩恵の高い検査です。しかし、スコープには、様々な菌が検査の際に付着します。検査ごとに徹底した洗浄消毒を行わないと、いろいろな感染症を引き起こす原因となります。

検査ごとに内視鏡スコープの洗浄消毒を行うことは当然なことではありますが、必ずしも全ての施設で徹底されているわけではなく、残念ながら感染症の発生は少なくない状況です。

当院では、内視鏡の洗浄消毒のガイドラインに準拠することは当然ながら、スタッフ一同、日々の検査後の取り扱いには徹底した注意を怠りません。実際には、内視鏡の洗浄には、オリンパス社のOER-4を用いています。OER-4は消毒液としては、過酢酸を用いています。過酢酸は、一般細菌・抗酸菌・ウイルスなどを5分で消毒殺滅出来ます。そして芽胞を10分で殺滅することが出来る高水準の化学的滅菌剤です。

過酢酸は、お酢特有の臭いがするものの、他の内視鏡洗浄用の薬剤と違い、人体には無害で安全なものです。また、食品のお酢に近いものですので環境に大変優しいものです。OER-4は「過酢酸」の優れた消毒力を最大限に引き出すために、スコープ表面に付着した微細な汚れをきれいに落とす「超音波洗浄」を併用して洗浄します。。短時間で汚れを分解する「アルカリ洗剤」との相乗効果で、ハイレベルな洗浄力を発揮します。当然のことですが、毎検査ごとにスタッフが丁寧な手洗い後に、OER-4にセットし洗浄消毒を行っています。環境に配慮した過酢酸消毒液を使用し、『超音波洗浄』と『アルカリ洗剤』の優れた消毒性能で機材の洗浄をおこないます。
洗浄消毒にかかる時間は、わずか17分の短時間で終了します。また、消毒装置のメンテナンスの時期も自動でお知らせする機能や洗浄消毒履歴をデジタル管理する機能を搭載しています

過酢酸は安全で、優れた殺菌消毒効果の反面、劣化が早い問題があります。使用するたびに、また時間経過とともに濃度が低下し、ある一定の下限濃度より低下した状態では殺菌効果が期待できません。当院では、使用回数、期間はOER-4の記録と警告を元に、それ以外に、精密な測定機のポータブル濃度チェッカーPC-8000(専用濃度測定器)による濃度確認を頻回に行い適正な濃度、0.2%以上で使用できているかを、しっかり確認、記録することを義務付けています。

 他にOlympus社製のEndosconicを用いています。

処置具はディスポーザル製品を使用し、患者さんごとに新しい製品を使用することを原則としています。再使用可能な処置具の場合、Endosconicの超音波を用いて表面の汚れを取り除き、その後、オートクレープでの殺菌滅菌を行なっています。

患者さんだけではなく、スタッフの感染予防の徹底も重要と考えております。

スタッフの洗浄消毒、内視鏡の処置時の感染予防にも徹底しています。

内視鏡検査、手洗いの際、フェイスガード、マスク(状況に応じN95の積極的使用)、ガウン、手袋の着用は当然ながら徹底しております。HBV抗体検査、HBVワクチンの施行などはしっかり行なっています。

当院では、皆様に不利益を与えないことを第一に考えていますので、内視鏡の清潔、感染予防については万全を期しております。

ご安心し検査をお受けいただけることを確約いたします。

 

胃内視鏡検査の流れ

①予約

・ご来院いただき説明を受け予約をとる。またはWebで予約をとる。電話で予約をとる。

Webで予約した場合

Web問診に入力下さい。血液サラサラの薬内服中の場合は必ずご記入下さい。

血液サラサラの薬は、中止することなく内服は継続して下さい。

糖尿病で内服薬やインスリン治療中の方は、低血糖の危険がありますので、事前に一度受診して下さい。

鎮静剤(麻酔)を希望される場合は、少なくとも検査予約の前日までに受診して下さい

その場合、胃カメラの予約以外に、定期受診で事前診察の予約を取っていただいても良いです

Webないし電話予約の方は、事前に同意書をお読みになってから来院下さい。同意書はこちら(現在未設定)

②検査前日の夜

夜20時までに食事は済ませて下さい。以降は固形物は摂取しないで下さい。

夕食は軽めにして下さい。午前以外の検査予定の場合は、個別に説明いたします。

◯検査前まで、水、お茶、スポーツ飲料など透明なものの飲用は可能です。

✖️ヨーグルト、ゼリー、乳製品、果物、果汁は摂取不可です。

③検査当日の朝

血圧などの薬は、朝6時までに内服を済ませて下さい。

糖尿病の薬は、内服しないで下さい。検査後に内服していただきます。インスリも同様です。

検査で青い色素を散布することがあり、また唾液などで衣服が汚れることがありますので

多少汚れても良い服装にして下さい。

鎮静剤を希望する場合、帰りの車の運転が出来ませんので、帰る手段の手配をお願いします。

④胃カメラ検査

検査予定時間の少なくとも30分前には受付けをしていただく必要があります。

血圧や体温測定、問診入力、同意書サイン、鼻または咽頭に局所麻酔、粘液除去剤内服、鎮静の方では点滴を行うなどの準備があります。その後、内視鏡室にご案内します。左側臥位でベットに寝ていただき、経口挿入ではマウスピースを加えていただきます。経鼻挿入では、左右の鼻腔を観察し通りの良い方から内視鏡を挿入します。感染予防のためマスクで口などをカバーいたします。

検査自体は5−6分程度です。生検などを行う場合は多少長くなります。

鎮静剤を使用する場合、基本的に経口挿入となります。希望によっては経鼻挿入も可能です。

点滴を行い、内視鏡室にて鎮静剤をゆっくり投与します。ある程度、鎮静された状況で内視鏡検査を始めます。

⑤検査後

待合室でお待ちいただきます。体調の変化がなければ、診察室にて内視鏡画像をお見せしながら、結果を説明いたします。

必要に応じ、ピロリ菌の抗体検査の採血、便中抗原検査についてご案内いたします。

鎮静剤を使用した場合、1~2時間程度、院内でお休みいただきます。

飲食については、経口内視鏡の場合、1時間後、経鼻の場合は30分後、飲水しむせりがなければ可能、ただし生検を行った場合は2時間後となります。

内視鏡検査の疑問にお答えします

Q&Aはこちら

胃カメラの予約はこちらから

胃カメラ料金表(生検なし~最大数の臓器生検・病理)

  初診(胃カメラ) 再診(胃カメラ)
3割負担 4,600~12,070円 3,970~11,440円
2割負担 3,060円~8,040円 2,640円~7,620円
1割負担 1,530~4,020円 1,320~3,810円

※検査の内容によっては、採血(感染症等)・点滴・注射薬の料金が追加になる場合があります。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME