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感染予防に徹底した内視鏡洗浄消毒

皆様に安全で安心な内視鏡検査を提供するため、感染予防に妥協は許しません

皆様の体内に挿入するものですので、当院ではいかに清潔で安全であるかは最も重要なことと考えております。

  • 内視鏡は検査終了後に、高水準の消毒滅菌剤である過酢酸での洗浄消毒法を完全に行なっています。
  • 内視鏡スコープ以外の処置具については、患者さんごとに新しい製品を使用することを原則としています。

内視鏡検査は口や肛門から内視鏡スコープを挿入し、胃や腸の中をくまなく検査し、胃がんや大腸がんなどを早期で発見できる人類にとって恩恵の高い検査です。しかし、スコープには、様々な菌が検査の際に付着します。検査ごとに徹底した洗浄消毒を行わないと、いろいろな感染症を引き起こす原因となります。

検査ごとに内視鏡スコープの洗浄消毒を行うことは当然なことではありますが、必ずしも全ての施設で徹底されているわけではなく、残念ながら感染症の発生は少なくない状況です。

当院では、内視鏡の洗浄消毒のガイドラインに準拠することは当然ながら、スタッフ一同、日々の検査後の取り扱いには徹底した注意を怠りません。実際には、内視鏡の洗浄には、オリンパス社のOER-4を用いています。OER-4は消毒液としては、過酢酸を用いています。過酢酸は、一般細菌・抗酸菌・ウイルスなどを5分で消毒殺滅出来ます。そして芽胞を10分で殺滅することが出来る高水準の化学的滅菌剤です。

過酢酸は、お酢特有の臭いがするものの、他の内視鏡洗浄用の薬剤と違い、人体には無害で安全なものです。また、食品のお酢に近いものですので環境に大変優しいものです。OER-4は「過酢酸」の優れた消毒力を最大限に引き出すために、スコープ表面に付着した微細な汚れをきれいに落とす「超音波洗浄」を併用して洗浄します。。短時間で汚れを分解する「アルカリ洗剤」との相乗効果で、ハイレベルな洗浄力を発揮します。当然のことですが、毎検査ごとにスタッフが丁寧な手洗い後に、OER-4にセットし洗浄消毒を行っています。環境に配慮した過酢酸消毒液を使用し、『超音波洗浄』と『アルカリ洗剤』の優れた消毒性能で機材の洗浄をおこないます。
洗浄消毒にかかる時間は、わずか17分の短時間で終了します。また、消毒装置のメンテナンスの時期も自動でお知らせする機能や洗浄消毒履歴をデジタル管理する機能を搭載しています

過酢酸は安全で、優れた殺菌消毒効果の反面、劣化が早い問題があります。使用するたびに、また時間経過とともに濃度が低下し、ある一定の下限濃度より低下した状態では殺菌効果が期待できません。当院では、使用回数、期間はOER-4の記録と警告を元に、それ以外に、精密な測定機のポータブル濃度チェッカーPC-8000(専用濃度測定器)による濃度確認を頻回に行い適正な濃度、0.2%以上で使用できているかを、しっかり確認、記録することを義務付けています。

他にOlympus社製のEndosconicを用いています。

処置具はディスポーザル製品を使用し、患者さんごとに新しい製品を使用することを原則としています。再使用可能な処置具の場合、Endosconicの超音波を用いて表面の汚れを取り除き、その後、オートクレープでの殺菌滅菌を行なっています。

患者さんだけではなく、スタッフの感染予防の徹底も重要と考えております。

スタッフの洗浄消毒、内視鏡の処置時の感染予防にも徹底しています。

内視鏡検査、手洗いの際、フェイスガード、マスク(状況に応じN95の積極的使用)、ガウン、手袋の着用は当然ながら徹底しております。HBV抗体検査、HBVワクチンの施行などはしっかり行なっています。

当院では、皆様に不利益を与えないことを第一に考えていますので、内視鏡の清潔、感染予防については万全を期しております。

ご安心し検査をお受けいただけることを確約いたします。

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