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【医師解説】その塩、危険です!「天然塩」と「精製塩」の真実|高血圧を防ぐ“正しい塩”の選び方【命を守る適塩法】

[2025.10.16]

【医師解説】「塩の真実」|天然塩と精製塩の違いと高血圧リスク|正しい“適塩生活”で血圧と健康を守る方法

 

 

塩は、生命が海から誕生した太古の記憶を宿す神秘のミネラルです。
私たち人間を含むあらゆる生物が生きるために必要な、**生命維持の要(かなめ)**といえる存在。古来より漢方薬や清めの儀式に用いられ、「神聖な薬石」として重宝されてきました。

しかし現代では、「塩=高血圧の原因」という誤解が広まり、塩は“悪者”の烙印を押されています。
本当の問題は「摂りすぎ」だけではなく、**私たちが日常的に摂取している“塩の質”**にあります。

ここでは、精製塩と**天然塩(自然塩)**という2種類の塩が、私たちの血圧と健康にどう影響するのかを、最新の科学的知見に基づいて詳しく解説します。

 

🧂 精製塩(食卓塩)— 「純粋すぎる塩」がもたらす不均衡

 

精製塩は、工業的製法(イオン交換膜法など)により作られる塩化ナトリウム(NaCl)純度99%以上の塩です。
加工の過程で、海水中に含まれていたマグネシウム・カリウム・カルシウムなどのミネラルはほぼ除去されます。

🔹 ミネラル欠乏が引き起こす高血圧リスク

ナトリウム単独で構成された精製塩を過剰に摂取すると、
体液バランスが崩れ、血管が収縮しやすくなり、高血圧・動脈硬化・むくみを引き起こすリスクが高まります。

つまり、問題は“塩そのもの”ではなく、ミネラルを欠いたナトリウム過多の塩なのです。
この「ミネラルの不均衡」が、現代人の血圧を狂わせる最大の要因といえます。

 

🌊 天然塩(自然塩)— 生命の調和を取り戻す「海の恵み」

 

天然塩は、海水や岩塩を天日干しや釜炊きによって結晶化させた、化学処理を伴わない自然な塩です。
塩化ナトリウムの割合は80〜95%程度にとどまり、残りの成分にはカリウム・マグネシウム・カルシウムなどのミネラルがバランス良く含まれています。

 

🔹 ミネラルの相乗効果による血圧安定化

 

成分 主な働き 健康効果
カリウム ナトリウム排出を促進 血圧を下げる・むくみ防止
マグネシウム 血管拡張・神経安定 動脈硬化予防・ストレス緩和
カルシウム 血管の弛緩と収縮を調整 血圧安定・骨の強化

動物実験では、天然海塩を与えた群は精製塩を与えた群より血圧上昇が緩やかだったという報告もあります。
天然塩のミネラルバランスが、ナトリウムの悪影響を緩和していると考えられています。

 

⚖️ 高血圧予防の真実 — 「量の管理」と「質の選択」

 

1. 世界が示す減塩基準

 

  • WHO(世界保健機関):成人は1日5g未満

  • 日本高血圧学会:高血圧患者は6g/日未満

食塩を1日1g減らすだけで、収縮期血圧を約1mmHg下げる効果があると報告されています。
脳卒中・心筋梗塞リスクを減らす最も確実な方法は、「塩を減らすこと」と明言されています。

 

2. 「天然塩ならいくら摂っても安全」は危険な誤情報

 

SNSなどでよく見かける「天然塩は体に良い」「血圧を上げない」という主張には、科学的根拠がありません
世界保健機関(WHO)やアメリカ心臓協会(AHA)は、天然塩と精製塩の健康効果に差はないとしています。

天然塩であっても主成分はナトリウム。
摂りすぎれば、高血圧・腎臓疾患・心疾患のリスクは同様に上昇します。

 

💡 医師の結論:「減塩」よりも「適塩」へ

 

高血圧を防ぐために最も重要なのは、「塩の量」と「ミネラルバランス」の両立です。
塩を完全に避けるのではなく、**質を選び、量を整える“適塩生活”**を目指しましょう。

🩺 健康的な塩の使い方のポイント

  • 加工食品やインスタント食品の塩分を減らす

  • 食卓では天然海塩や岩塩を少量使用

  • 野菜・果物・海藻からカリウムを摂り、ナトリウムを中和

  • 出汁や香辛料で味を引き立て、減塩を無理なく継続

 

塩は敵ではありません。
それは、海と生命をつなぐ**「命のミネラル」**です。
精製塩を減らし、自然の恵みを取り入れた適塩習慣こそが、
高血圧を防ぎ、血管を若々しく保つ最強の健康戦略なのです。

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