高血圧と塩分の関係|減塩しても血圧が下がらない人に共通する生活習慣とは
高血圧と塩分の関係|“減塩だけでは不十分”と言われる理由とは?
✅ 「塩分を減らせば血圧は下がる」は本当?
高血圧と診断されると、必ず言われるのが「塩分を控えましょう」というアドバイス。
確かに、塩分(ナトリウム)を過剰に摂ると、体内の水分量が増え、血管にかかる圧が上昇=血圧が上がるという仕組みが知られています。
しかし最近、「減塩だけでは血圧が下がらない」と感じる患者さんが少なくありません。
📖 減塩は高血圧対策の基本。でもそれだけでは足りない理由
① カリウム不足があると効果が半減する
塩分を排出してくれる**カリウム(野菜・果物に多い)**が不足していると、減塩してもナトリウムがうまく排出されず、血圧は下がりにくくなります。
📌 ポイント:
「塩を減らす」+「カリウムを増やす」=本当の減塩効果!
② 隠れ塩分が多い現代の食生活
外食・コンビニ食・加工食品には見えない塩分が多く含まれています。
「自炊で塩を控えているから大丈夫」と思っても、気づかぬうちに基準をオーバーしていることも。
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うどん1杯:約5gの塩分
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カップラーメン:約6g以上
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ハム・漬物・パンも意外と高塩分!
③ 他の生活習慣も関係している
血圧には、体重・運動不足・睡眠・飲酒・ストレスなどさまざまな要素が関与しています。
減塩だけしても、それ以外が改善されていなければ、血圧は下がりにくいのです。
💡 減塩だけでなく「バランスのよい血圧対策」を!
✅ 高血圧の改善には、次のような総合的な取り組みが必要です:
対策 | ポイント |
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減塩 | 1日6g未満を目標に |
カリウム摂取 | 野菜・果物・海藻・豆類を積極的に |
体重管理 | BMI 25未満を目標に減量 |
運動 | 週150分以上の有酸素運動 |
飲酒 | 節酒(日本酒換算で1合以下) |
睡眠・ストレス | 質の良い睡眠と心の安定 |
🩺 きだ内科クリニックでは「塩分だけに頼らない高血圧対策」を実践しています
当院では、塩分だけに偏らない、患者様一人ひとりに合った血圧管理を行っています。
✅ 当院の高血圧サポート内容
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管理栄養士による減塩+バランス食指導
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血液検査によるカリウム・ナトリウムバランスの評価
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運動・体重・睡眠のアドバイス
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必要に応じてアプリ(CureApp HT)を使った生活習慣の継続支援
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薬は「最小限・必要に応じて」導入
📌 まとめ|「減塩してるのに下がらない…」と感じたら見直しのサイン
減塩はあくまで「高血圧対策の第一歩」。
本当に血圧を下げるには、複合的な生活習慣の見直しが欠かせません。
「食事には気をつけているのに下がらない…」
そんなときは、ぜひ当院にご相談ください。専門的に“何が足りないか”を見つけ、あなたに合った改善プランをご提案いたします。
📅 血圧が気になる方は、まずはお気軽にご相談を
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