新型コロナワクチンの効果と接種時期|費用対効果・対象者・最新情報をわかりやすく解説
【Q&A】新型コロナワクチンの効果・接種時期・費用対効果について
Q1. 新型コロナワクチンは本当に必要ですか?
A.
はい。新型コロナワクチンの接種目的は、主に重症化や死亡を防ぐことです。
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65歳以上の高齢者や基礎疾患のある方では、感染すると重症化や死亡のリスクが高くなります。
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2023年5月〜2024年4月の死亡者数では、インフルエンザの約15倍が新型コロナによるものでした。
そのため、特に高齢者・基礎疾患のある方に接種が強く推奨されています。
Q2. どのくらい効果が持続しますか?
A.
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重症化予防効果は1年以上続くといわれています。
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ただし、感染予防・発症予防効果は2〜3ヶ月で低下する傾向があります。
そのため、年1回の追加接種が推奨されており、最新の流行株に対応したワクチンで免疫を維持することが重要です。
Q3. いつ接種すればいいですか?
A.
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接種後、免疫がつくまでに2週間程度かかります。
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特に年末年始に感染拡大が起きやすいことから、10〜11月中旬までの接種完了が理想です。
流行の前に接種しておくことで、冬の感染ピークに備えられます。
Q4. 誰が接種の対象ですか?
A.
令和6年度以降の定期接種の対象者は以下のとおりです:
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65歳以上のすべての方
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60〜64歳で心臓・腎臓・呼吸器機能障害、またはHIVによる重度の免疫障害がある方
上記以外の方も任意接種として受けられますが、自己負担額が発生する場合があります。
Q5. 費用対効果はありますか?
A.
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高齢者における新型コロナワクチンの費用対効果は非常に良好と評価されています。
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重症化や入院を防ぐことで、医療費や介護費用の削減にもつながります。
定期接種対象者は自治体の補助で自己負担が軽減されることが多いですが、任意接種の場合は全額自己負担となります。
Q6. ワクチンの種類は選べますか?
A.
現在、日本で使われる主なワクチンには次の種類があります:
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mRNAワクチン(ファイザー「コミナティ」、モデルナ「スパイクバックス」)
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国産ワクチン(第一三共「ダイチロナ」)
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自己増幅型mRNAワクチン(Meiji「コスタイベ」)
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組み換えタンパクワクチン(武田「ヌバキソビッド」:副反応が比較的少なめ)
いずれのワクチンも年1回の接種で重症化予防効果が得られます。
Q7. まとめ:接種のメリット
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重症化・死亡予防に有効
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年1回の接種で効果維持
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費用対効果も良好で、特に高齢者では医療費削減効果も大きい
