大腸カメラは1回で安心?|“異常なし”のその後も再検査が必要な理由とは
「前回異常なかったから、しばらく検査しなくて大丈夫」…本当にそうでしょうか?
大腸カメラを1年前、2年前に受けて「異常なし」と言われた方。
「また何年か後でいいだろう」と思っていませんか?
実は、大腸がんやポリープは**“時間をかけて進行する病変”**であり、一度の検査で一生安心というわけではありません。
大腸がんは“ゆっくり、でも確実に進行する”
大腸がんの多くは、腺腫性ポリープという良性腫瘍から時間をかけてがん化することが知られています。
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昨年は何もなかったとしても、
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その後1年の間に新たなポリープが発生・成長している可能性があります。
しかも初期の大腸がんは無症状であることがほとんど。
「症状がないから行かない」=見逃しのリスクを高めるのです。
定期的な大腸カメラが「がんの芽」を摘むチャンス
✅ 定期検査で得られる3つのメリット
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前回なかったポリープを早期に発見・切除できる
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進行がんを未然に防ぐことができる
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がんになる前の“芽”を確実に管理できる(生活習慣やリスクの経年評価)
どのくらいの頻度で受けるべき?
ポリープの有無や性質、家族歴、年齢により異なりますが、
一般的な検査間隔の目安は以下の通りです:
状況 | 推奨される再検査時期 |
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ポリープなし、リスクも低い | 約5年ごと |
小さな良性ポリープが1~2個 | 3~5年ごと |
腺腫性ポリープ、多発性、サイズが大きい | 1~3年ごと |
大腸がん家族歴がある方 | 1~2年ごと(もしくはそれ以前) |
当院では、前回の検査結果をもとに、最適な再検査時期をご案内しております。
「症状がないから大丈夫」は一番危険
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血便が出ていない
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お腹の痛みや違和感もない
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健康診断でも異常なし
それでも、大腸の中で“静かに進行している”病気があることは珍しくありません。
特に40代以降の方は、**「定期的にチェックする」こと自体が“予防医療”**です。
当院の大腸カメラは、定期検査でも安心して受けられます
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鎮静剤使用で「眠っている間に終わる」
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下剤はご自宅での服用も可能
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土曜日・午後の検査も対応(お仕事と両立可能)
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ポリープがあればその場で日帰り切除も可能
「去年異常なしだった方」こそ、**“2回目の検査ががん予防の鍵”**になります。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 異常がなかったのに、また検査を受ける意味はありますか?
→ はい。大腸ポリープやがんは新しくできることが多く、再検査でしか発見できません。
Q. 検査のたびにポリープがあると心配です…
→ ポリープの段階で切除できることは、がんを予防できたというサインです。安心して継続的に管理していきましょう。
まとめ|一度「異常なし」でも、定期的な検査が健康を守る
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異常なし=未来も大丈夫、ではありません
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大腸がんは“静かに進行するがん”、だからこそ
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定期的に「今の状態」を確認することが、未来の健康を守る第一歩です
🏥 きだ内科クリニックの大腸カメラ検査
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消化器内視鏡専門医による確かな技術
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土曜・午後の検査で仕事との両立も安心
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苦痛の少ない鎮静検査+日帰りポリープ切除対応
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検査後のフォローアップも充実(次回検査の時期も明確にご案内)