大腸ポリープ切除後、再発はある?|再検査が必要な理由とタイミングを解説
【大腸ポリープ切除後の再検査】
再発予防のための定期大腸カメラの重要性とは?
「ポリープを切除したからもう安心」…本当にそれで大丈夫?
大腸カメラでポリープを切除した方の多くが、「もうこれで一安心」と思われるかもしれません。
しかし実は、ポリープを切除したあとこそ、大腸カメラを“定期的に受けること”がとても重要なのです。
なぜポリープ切除後も定期検査が必要なのか?
✅ 1. 新たなポリープが再発する可能性があるから
大腸ポリープは、体質・生活習慣・年齢などの影響で繰り返しできる傾向があります。
特に切除後3年以内に**新しいポリープが発見される確率は20〜40%**とされており、
定期的な再検査で早期発見・再切除することが大腸がん予防につながります。
✅ 2. 切除したポリープの「性質」によってはリスクが高い場合も
切除したポリープの中には、次のような特徴があることがあります:
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腺腫性ポリープ(がんの前段階)
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大きさが10mm以上のポリープ
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複数個できていたポリープ
これらがある場合、再発・がん化のリスクが高く、特に早めの再検査が必要です。
✅ 3. 大腸がんは初期症状がほとんどない
大腸がんは、初期には自覚症状がほとんどありません。
便潜血や血便も出ないまま進行するケースもあり、
「症状がない=安心」ではないのです。
再検査はいつ受けるべき?
切除後の再検査時期は、ポリープの種類・数・大きさ・切除状況によって異なりますが、
一般的には以下が目安となります:
状況 | 再検査の目安 |
---|---|
良性で小さなポリープが1個のみ | 3〜5年後 |
3個以上 or 10mm以上 or 腺腫性ポリープ | 1〜3年後 |
高リスクの所見あり | 6ヶ月〜1年以内に再検査 |
当院では、検査後に「次回の適切な検査時期」を明確にご案内しています。
再検査の際の不安にも、しっかり対応しています
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鎮静剤を使用して、眠っている間に終わる大腸カメラ
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下剤の飲み方・タイミングも丁寧にサポート
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女性医師・スタッフ対応も可能(ご希望があれば)
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土曜日・午後検査にも対応
「前回大丈夫だったし、今回はパスしようかな…」
そんなふうに考えてしまう方も多いですが、定期検査こそ、がんからあなたを守る大きな力になります。
よくあるご質問(FAQ)
Q. ポリープを切ったら、またできるものですか?
→ はい。生活習慣・体質・加齢により、新たにできることが多く、再検査が重要です。
Q. どのくらいの間隔で検査すればいいですか?
→ ポリープの性質により異なりますが、年単位の再検査が基本です。
Q. 再検査でもポリープがあればまた切除できますか?
→ はい。当院ではその場で日帰り切除に対応しています。
まとめ|「切除して終わり」ではなく「継続的な管理」が未来を守る
大腸がんの多くは、ポリープ(腺腫)から時間をかけて進行するとされています。
切除できたことは素晴らしい一歩。
でも、**そこからの継続的な管理=再検査があなたの命を守る“次の一手”**です。
🏥 きだ内科クリニックの大腸ポリープ切除後フォロー
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