下痢と便秘を繰り返す原因は?|IBS(過敏性腸症候群)だけじゃない“大腸の病気”とは
下痢と便秘を繰り返す…
それって過敏性腸症候群ではなく“大腸の病気”かもしれません
「ずっと過敏性腸症候群だと思っていたけれど…」
それ、本当に大丈夫ですか?
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数週間〜数か月以上、下痢と便秘を交互に繰り返す
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お腹のハリ、腹痛、ガスが溜まりやすい
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でも病院には行かず「IBS(過敏性腸症候群)だろう」と自己判断している
そんな方こそ注意が必要です。
実は、大腸がんや炎症性腸疾患(IBD)などの「見逃してはいけない病気」でも、同じような症状が現れることがあります。
「下痢と便秘を繰り返す=IBS」とは限りません
確かに、過敏性腸症候群(IBS)はストレスや自律神経の乱れによって腸が過敏に反応し、下痢や便秘を繰り返す機能性疾患です。
しかし実際には、以下のような「器質的疾患」が隠れていることも少なくありません:
🔍 隠れている可能性のある“大腸の病気”
病名 | 特徴 |
---|---|
大腸がん | 腫瘍によって腸管が狭くなり、便秘と下痢が交互に出現 |
大腸ポリープ | 炎症や便の流れに影響し、便通が不安定に |
潰瘍性大腸炎/クローン病(IBD) | 慢性的な炎症性疾患。若年発症も多く、繰り返す下痢・血便が特徴 |
虚血性腸炎 | 一時的な血流障害により腹痛・下痢・便秘を伴う |
感染性腸炎の後遺症 |
腸内環境の乱れが続き、便通異常を長引かせることも |
受診のきっかけになる“赤信号”はこれ!
以下に当てはまる方は、早めに内科または消化器内科の受診をおすすめします:
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以前より排便のリズムが大きく変わった
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排便時に血が混じる・黒い便が出る
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40歳以上で、症状が数週間以上続いている
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体重減少や貧血傾向がある
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便潜血陽性だったが、精密検査を受けていない
大腸カメラで“見える化”すれば、安心にもつながる
自己判断では不安な症状も、内視鏡検査(大腸カメラ)で腸の中を直接観察することで、原因の特定と除外診断が可能です。
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鎮静剤を使用して「眠っている間に終わる検査」
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ポリープがあれば日帰りで切除可能
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土曜・午後の検査にも対応/お仕事との両立もOK
よくあるご質問(FAQ)
Q. 下痢と便秘の繰り返しだけで、大腸がんの可能性はありますか?
→ はい、特に40歳以上では大腸がんの初期症状のひとつとされており、除外のためにも検査が重要です。
Q. 過敏性腸症候群と診断されても検査は必要ですか?
→ 機能性疾患(IBS)の診断には、器質的疾患を除外する内視鏡検査が前提となります。
Q. 内視鏡検査は痛いですか?
→ 当院では鎮静下で行うため、ほとんどの方が「気づいたら終わっていた」とおっしゃいます。
まとめ|その不調、「様子見」で済ませてはいけないかもしれません
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下痢と便秘を繰り返すだけの症状でも、大腸の重大な病気が隠れている可能性があります。
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大腸がんや炎症性腸疾患は、早期発見・早期治療が鍵。
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「IBSだろう」と決めつけず、一度しっかり検査することが、あなたの健康を守る第一歩です。
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