胃カメラ検査の疑問にお答えします
Q.胃カメラは、どのような検査ですか?
A.
内視鏡を口または鼻から挿入し、咽頭・食道・胃・十二指腸を観察します。詳しくはこちらをご覧ください。
Q.胃カメラは、どの様な症状がある時に受けるべきでしょうか?
A.
胃がん、食道がんなどを早期で発見することが重要な目的ですが、
よほど進行したものでない限り、がんがあってもほとんどの場合、症状がありません。
積極的な定期検診が重要です。
胃痛・胃もたれ、胸焼け、のどの違和感など症状がある方は、もちろんの事、胃カメラをお受けいただくべきです。
詳細はこちらをご覧ください。。
Q.胃カメラで、どんな病気がわかりますか?
A.
のど、食道、胃、十二指腸のがんを含めた腫瘍を発見できます。他には、ピロリ菌による慢性胃炎の状況、逆流性食道炎等を診断できます。詳細はこちらをご覧下さい。
Q.胃カメラを受けたいのですが、どうすれば良いですか?
A.
当院のホームページで予約可能です。ご希望の日時で予約をお取りいただき、引き続き胃カメラ用の問診にご入力いただくだけです。デジスマアプリをダウンロードしていただくとより便利です。
ご不明な点があれば、電話にて対応も可能です。
一度、診察を受けに来ていただいてからの予約も可能です。
Q.症状はないのですが胃カメラを受けられますか?
A.
たまに胃もたれがするなど、何らかの症状があったり、ピロリ菌除菌後などの場合は、保険診療での検査が可能です。全く症状がない場合は、自費診療になってしまいます。当院では行っておりませんが、内視鏡検診をお受けになることをご検討ください。
Q.鼻からの胃カメラと、口からの胃カメラの違いを教えて下さい。
A.
当院では、鼻からも挿入可能なごく細い高画質の内視鏡を使用しており、ある程度、口からの挿入でも無理なくお受けいただけます。口からの挿入では、舌の上を通過する際にゲーゲー嘔吐反射が起きますが、経鼻内視鏡では舌を通過しないのでゲーゲーなりにくいのが特徴です。ですが、小柄な方で、鼻腔が狭い場合は、通過に伴い鼻の痛みがでやすいため、当院では挿入に際し、しっかり見極めて口からの挿入に変更する場合もあります。
Q.胃カメラ検査の流れについて教えて下さい。
A.こちらをご覧下さい。
Q.検査の費用はどのくらいかかりますか?
A.こちらの料金表をご覧下さい。
Q.検査時間はどのくらいですか?
A.
検査自体は5-10分程度です。鼻から挿入する場合は、繊細にゆっくり操作しますので多少時間を要します。
Q.検査前の注意点はありますか?
A.
前日の20時までに食事は済ませ、以後、水分摂取のみとして下さい。
血圧の薬などは、朝、6時までに内服を済ませて下さい。
糖尿病の薬は、基本、検査後に内服して下さい。
体調が悪い場合は、無理せず延期としましょう。
多少、汚れても良い服装で、化粧は軽くファンデイション程度にして下さい。
Q.検査後の注意点はありますか?
A.
誤嚥の恐れがありますので、飲食は喉の麻酔が切れてからにしていただきます。
検査後30分以上経過後に、飲水しむせらないことを確認して下さい。
生検後は1時間後としております。
鎮静剤(静脈麻酔)使用後は、車の運転はできません。帰宅の際には、足元のふらつき、転倒にご注意下さい。
Q.血液をサラサラにする薬を飲んでいますが、胃カメラを受けることができますか?
A.
可能です。原則、休薬はしないで受けていただくようにしております。
ただ生検するかは、必要性と出血の危険を加味して判断します。
Q.胃がすごく痛いので、当日すぐに胃カメラをしてもらえますか?
A.
可能です。何も食べずにご来院されることをお勧めします。
刺身類の摂取後であれば、寄生虫によるアニサキス症の可能性があります。
胃内に見つけ出せれば、摘除による速やかな改善も期待できます。
Q.のどや食道の病変も見ることができますか?
A.
のど、食道については、NBIという特殊光で見ることで、初期のがんが見つけやすくなりました。
ピロリ除菌で胃がんが減った状況で、それらのがんの発見も胃カメラの重要な意義となっています。
Q.ピロリ菌がいると言われたのですが、胃カメラを受けた方が良いですか?
A.
胃がんの危険性が高いと考えられますので、受けることを強くお勧めします。
除菌治療を受けたことがなければ、検査後に治療をお受け下さい。
Q.胃のバリウム検査で慢性胃炎と言われました。胃カメラを受けた方が良いですか?
A.
慢性胃炎の所見は、要精査ではなく要観察の判定となります。また、バリウムの胃表面へのノリが悪かったりすると、慢性胃炎ではないのに、そう診断されることもあります。慢性胃炎は、ピロリ菌感染による胃の粘膜変化になります。ピロリ菌は胃がんの最たる原因です。バリウム検査で慢性胃炎を指摘された場合、ピロリ菌の検査や、ピロリ菌の除菌治療を受けたことがない方は、ぜひ胃カメラを受け、正確な慢性胃炎の診断とピロリ菌の検査を受けることをお勧めいたします。胃カメラ検査を受けないと、保険診療でピロリ菌の検査や除菌治療はできないことになっています。
Q.胃カメラは毎年受けた方が良いのでしょうか?
A.
検査の間隔については、厳密にお答えするのが難しいです。
胃がんの危険性が高いと医師が判断した場合は、定期的に受けた方が良いと思います。
ピロリ菌感染の有無などで検査の必要性が違ってきます。
医師に相談していただき判断しましょう。
Q.午後や夕方でも胃カメラを受けることができますか?
A.
朝、昼絶食となりますが、ご希望があれば行っています。
Q.胃カメラは苦しくないですか?
A.
元々、人には安全な食べ物以外は体内に入らないようにする機能が備わっています。
その機能によって、内視鏡が体内に侵入するのを阻止しようとして抵抗するわけですので、
どうしても辛い検査になります。その機能をオフにするため、咽頭麻酔、鎮静剤など用いざるを得ないことが多いわけです。
Q.胃カメラ検査が初めてなので不安です。
A.
事前に説明を受けにご来院下さい。
医師及び看護師がご不安に配慮した説明をいたします。
鎮静剤(静脈麻酔)の使用で不安なく楽に検査をお受けいただくこともできます。
Q.いぜんに胃カメラで辛い思いをしました、楽に受けられますか?
A.
鎮静剤(静脈麻酔)の使用で不安なく楽に検査をお受けいただくことができます。
Q.苦痛なく胃カメラを受けられると聞きましたが、本当でしょうか?
A.
鎮静剤(静脈麻酔)の使用で不安なく楽に検査をお受けいただくことができます。
Q.鎮静剤(静脈麻酔)使用での胃カメラ検査について教えて下さい。
A.
内視鏡検査の際、一般に麻酔をかけたと言われるものです。実際は、鎮静剤で点滴から静脈に投与します。
深く鎮静し過ぎると、呼吸停止となり高齢者では危険も伴います。
検査終了後にすぐ覚醒できる程度の投与にとどめています。
多くの場合、楽に検査を受けることができます。
注意点は、帰りの車の運転や、危険な作業は当日控えていただく必要があることです。
Q.鎮静剤(静脈麻酔)は怖い気がしますが、大丈夫でしょうか?
A.
呼吸抑制といって、呼吸が止まってしまうのが鎮静剤使用時の問題になります。
十分に注意して投与しますので、ご心配はありません。
当院では、過去10年間、全て安全に行えております。
Q.鎮静剤(静脈麻酔)使用後の車の運転はできますか?
A.
当日の運転は控えていただく必要があります。
Q.鎮静剤(静脈麻酔)使用後の注意点はありますか?
A.
鎮静剤(静脈麻酔)使用後は、車の運転はできません。帰宅の際には、足元のふらつき、転倒にご注意下さい。
Q.WEB予約で初診で当日検査を受けることができますか?
A.
可能です。予約をネットでお取りいただき、胃カメラ専用の問診にお答えいただけば、
十分な情報が得られますので、事前診察なくとも検査は可能です。
ただし、鎮静剤(静脈麻酔)をご希望の場合は、前日までに診察を受けていただく必要があります。
Q.検査結果は当日わかりますか?
A.
検査後、診察室で画像を見ながら結果を説明いたします。
生検を行った場合は、病理検査の結果は後日となります。
Q.検査後すぐに帰宅できますか?
A.
検査後、診察をお受けいただき、会計後にご帰宅いただけます。
体調変化の有無を見るため、少なくとも、ご帰宅まで20-30分は院内にいていただくようにしております。
Q.検査後、車の運転はできますか?
A.
可能です。ただし、鎮静剤を使用した場合は、運転できません。
Q.ピロリ菌の検査はできますか?
A.
胃粘膜採取による迅速ウレアーゼ検査が可能です。他に、内視鏡検査後に、便中抗原検査や呼気テスト、血清抗体検査でお調べできます。
Q.胃内視鏡検査と胃のバリウム検査は精度が違うのですか?
A.
全体的な形態を見るには、バリウム検査が優れています。その点で、スキルス胃がんなど特殊な疾患の発見には優れていると思われます。早期胃がんを初め、微小な胃がんを発見できるのは胃カメラになります。また、早い段階の、のどや食道のがんを見つけられのは胃カメラになります。
基本的には、バリウムより胃カメラをお受けになることをお勧めします。
Q.検査結果は、後日オンライン診療で確認できますか?
A.
可能です。当院のホームページかデジスマアプリで、オンライン定期でWEB予約をお取りいただければ、
デジスマアプリの動画機能を通じて説明いたします。
Q.妊娠中や授乳中に胃カメラは受けることができますか?
A.
妊娠中の場合、原則行なっておりません。鎮静剤なしであれば、授乳中でも可能です。
Q.新型コロナなどの感染症の恐れはないのでしょうか?
A.
内視鏡を介しての患者さんへの感染はないと考えて良いと思います。
むしろ、医師と看護師の感染のリスクはあると考え対策をとっております。