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降圧剤は一生飲み続けるの?|薬の本当の役割と減薬できるケースを医師が解説

[2025.05.05]

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降圧剤は一生飲まないといけない?|その真実と医師が伝えたい本当のこと


✅ 「血圧の薬は一度飲み始めたら一生やめられない」…本当にそう?

「血圧の薬って、一生飲み続けるんでしょ?」
「できれば薬に頼らず治したい」
そう思って、薬の服用をためらっている方は少なくありません。

しかし、すべての高血圧患者が一生、降圧剤を飲み続ける必要があるわけではありません。
重要なのは「自分に合った治療」と「正しいタイミングでの見直し」です。


📖 降圧剤はなぜ処方されるのか?

高血圧は「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれる病気です。
自覚症状がないまま、以下のような重篤な疾患につながるリスクがあります。

  • 脳卒中(脳梗塞・脳出血)

  • 心筋梗塞

  • 心不全

  • 腎臓病(慢性腎臓病:CKD)

  • 認知症の発症リスクの上昇

薬はこれらの合併症を未然に防ぐために用いられる重要な手段です。
「薬=症状を抑えるもの」と思われがちですが、高血圧の薬は“命を守る予防薬”の側面が強いのです。


💡 降圧剤をやめられるケースもある?

はい、以下のような条件が揃えば、減薬・中止が検討できるケースもあります。

✅ 降圧剤を中止できる可能性がある条件

  • 生活習慣の改善にしっかり取り組めた

    • 減塩・適正体重・運動・禁煙・ストレス管理

  • 血圧が長期間にわたり安定している

    • 家庭血圧で朝晩ともに120/80未満が続いている

  • 合併症がない or リスクが低い

    • 糖尿病や腎疾患がない、脳・心疾患の既往がない

ただし、「自己判断でやめる」のは非常に危険です。
医師の診察と検査に基づき、段階的に減らしていくことが大前提です。


❌ 危険!こんなやめ方はNGです

  • 数日下がったからといって急に自己中止する

  • 「もう良くなった気がする」と独断で止める

  • 他の病気の薬との飲み合わせだけで判断する

→ これらは血圧のリバウンドを引き起こし、脳卒中や心臓発作のリスクを一気に高める危険な行為です。


🩺 きだ内科クリニックでの高血圧管理

当院では、「薬を減らす・やめる」ことをゴールにするのではなく、
“合併症を起こさず長く健康に生きること”をゴールとして、高血圧の治療を行っています。

✅ 当院の特徴

  • ✅ 家庭血圧の丁寧な評価と継続フォロー

  • ✅ 栄養・運動・ストレス指導の充実

  • ✅ 薬を必要最小限にとどめ、減薬も視野に入れたプラン設計

  • ✅ 糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病も一括管理


📌 まとめ|薬は「一生飲むもの」と決めつけないで

降圧剤は一生飲まなければならない薬ではなく、
“血管と命を守るために必要な時期だけ使う”薬です。

生活改善にしっかり取り組み、医師と一緒に血圧を安定させていけば、薬を減らしたり中止する選択肢も生まれてきます
まずは正しい知識をもって、今の血圧と治療法を見直してみませんか?


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