大腸カメラは何歳から?|40代から増える大腸がんの“前兆”を早期発見
大腸カメラは何歳から必要?
見逃されやすい「がんの芽」を早期発見するために
「まだ若いから大丈夫」と思っていませんか?
大腸がんは今や、日本人がもっとも多くかかるがんの一つです。
しかも、40代・50代から発症が増え、症状が出にくいまま進行してしまうことも少なくありません。
「大腸カメラって何歳から必要なの?」「症状がないのに受ける意味あるの?」
そんな疑問に、消化器内視鏡専門医の視点からお答えします。
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)は何歳から受けるべき?
✅ 基本の推奨:40歳以上の方は一度検査を
日本消化器内視鏡学会では、40歳以上の方に大腸カメラを推奨しています。
以下のような方は特に注意が必要です:
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40歳以上で一度も大腸検査を受けたことがない
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家族に大腸がんの人がいる
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健診で便潜血陽性と言われた
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お腹の張り、便秘・下痢、血便などの症状がある
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肥満・飲酒・喫煙の習慣がある
これらはすべて、大腸がんやポリープのリスク因子です。
「がんの芽」は無症状のうちに進行する
大腸がんは初期にはほとんど症状がありません。
しかし、がんの多くは**「腺腫性ポリープ」と呼ばれる良性の腫瘍から発生**します。
大腸カメラ検査では、このポリープをその場で発見・切除できるため、がんになる前に“芽”を摘むことができる唯一の方法です。
受けないリスクと、受けるメリットの違い
比較項目 | 受けない場合 | 受けた場合 |
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発見のタイミング | がんが進行してから | がんになる前に発見可能 |
治療の負担 | 手術や抗がん剤が必要な場合も | 日帰りポリープ切除で済むことが多い |
生存率 | 進行がんでは低下 |
早期発見なら90%以上 |
「苦しい」「恥ずかしい」と感じる方へ|当院の工夫
きだ内科クリニックでは、以下のような工夫で患者様の負担を最小限にしています:
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鎮静剤を用いた「眠っている間に終わる」検査
- 下剤を自宅で飲める工夫、トイレ完備の個室待機スペース
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土曜日検査・午後検査も実施
まとめ:将来の不安を「安心」に変えるために
「自分はまだ若いから」「症状がないから」と思っていても、大腸がんは静かに進行します。
40歳を過ぎたら、一度は大腸カメラを受けておくことが、未来の健康を守る第一歩です。
🏥 大腸カメラをご希望の方は、きだ内科クリニックへ
当院では、専門医による精度の高い内視鏡検査を提供しています。
初めての方にも丁寧にご説明し、検査後は画像を見ながら結果をお伝えします。