メニュー

秋の花粉症(秋花粉)とは|症状・原因植物・今すぐできる対策

[2025.09.17]

秋の花粉症とアレルギーの概要

 

 

秋の花粉症(秋花粉)は、夏の終わり〜秋にかけて現れる季節性アレルギーです。
「風邪だと思っていたのにくしゃみ・鼻水・鼻づまりが長引く」「屋外で目のかゆみが悪化する」などの場合、花粉症の可能性があります。報告では、花粉症患者の約15%が秋に症状を訴えるともされています。正体に気づかないままジョギング・散歩・草むしりで花粉を浴び、悪化する例もあります。

 

主な原因植物(アレルゲン)

 

秋の花粉症を起こしやすいのは、イネ科の一部、そしてキク科の雑草です。代表は以下:

  • ブタクサ(キク科)

  • ヨモギ(キク科)

  • カナムグラ(アサ科)

  • そのほか:アキノキリンソウ/セイタカアワダチソウ などが原因になることも

これらは公園・河川敷・空き地・道路脇・畑の周辺・土手など、人の生活導線に近い場所に自生します。花粉は背丈の低い雑草から舞い上がるため、散歩や草刈り時に吸い込みやすいのが特徴です。

 

典型的な症状と風邪との見分け方

 

  • くしゃみ/水様性の鼻水/鼻づまり

  • 目のかゆみ・充血・涙目

  • のど・耳のかゆみ、咳

  • 皮膚の赤み・かゆみ(花粉皮膚炎)

風邪との違い:発熱や強い全身倦怠は少なめで、同じ時間帯・屋外活動で悪化しやすいのが花粉症の手がかりです。

 

今すぐできる対策(屋外・室内・スキンケア)

 

屋外での対策

  • 草地・河川敷・空き地など雑草地帯を回避/通過時間を短縮

  • マスク・メガネ・帽子で吸入・付着をブロック

  • 草むしり・庭仕事は風の弱い日・午前の早い時間に、可能なら眼鼻用の防護

帰宅後・室内での対策

  • 玄関で上着をはたく→洗面所でうがい・洗顔・鼻洗浄

  • 洗濯物は花粉の多い時間帯の外干しを避ける(部屋干しや乾燥機)

  • 空気清浄機こまめな拭き掃除で室内付着を減らす

スキンケア

  • **保湿(バリア強化)**で花粉皮膚炎を予防

  • 露出部は低刺激の日焼け止めやバリアクリームも有用

 

検査と治療(医療機関でできること)

 

検査:血液検査(特異的IgE)や皮膚プリックテストで原因花粉を特定。
薬物療法(症状・年齢・生活に合わせて選択)

  • 抗ヒスタミン薬(内服):くしゃみ・鼻水・かゆみを抑える

  • ステロイド点鼻薬:鼻づまりに有効、継続で効果安定

  • 点眼薬:抗アレルギー薬/必要に応じてステロイド点眼

  • 鼻洗浄・生理食塩水スプレー:物理的に花粉を除去

  • アレルゲン免疫療法:秋花粉が対象の地域・施設は限定的。通年性(ダニ等)の免疫療法で通年症状の底上げを図るケースも

受診の目安:市販薬で1〜2週間改善しない、日常生活や睡眠に支障喘息や副鼻腔炎が悪化する場合は早めに相談を。

 

ありがちな悪化要因(チェックリスト)

 

  • 河川敷ランニング・芝生の上の運動

  • 草刈り・ガーデニングの直後にマスクを外したまま会話

  • 花粉の多い時間帯に窓全開で換気

  • 布団・カーペットの外干し&たたき

  • シャワー・洗顔をせずに就寝

 

よくある質問(FAQ)

 

Q. いつからいつまで続きますか?
A. 地域差はありますが、8月下旬〜10月に症状が出やすい傾向です。

Q. 子どもや高齢者でも治療できますか?
A. 年齢や体質に合わせて安全な薬を選びます。眠気の少ない薬や点鼻・点眼でのコントロールも可能です。

Q. 風邪と迷ったら?
A. 発熱や強い倦怠が続く、痰が濃いなどは風邪・感染症を疑います。判別が難しければ受診を。

 

まとめ

 

秋の花粉症は、ブタクサ・ヨモギ・カナムグラなど身近な雑草が原因。
回避+家庭対策+適切な薬を組み合わせると、仕事や学業への影響を小さくできます。長引く・強い症状は医療機関で検査・治療を受けましょう。

ご予約はこちら

HOME

ブログカレンダー

2025年9月
« 8月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME

chatsimple