「脂質異常症・高コレステロール血症とは?動脈硬化を防ぐための早期診断と治療法|きだ内科クリニック」
脂質異常症・高コレステロール血症とは?
「脂質異常症」は放置すると動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞といった重大な病気につながる怖い病気です。
2007年より、「高コレステロール血症」や「高脂血症」といった名称が統一され、現在は「脂質異常症」という診断名が用いられています。血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)の異常な増減がある場合、脂質異常症と診断されます。
脂質異常症とは?
次のいずれかの数値が当てはまる場合、脂質異常症と診断されます:
- LDLコレステロール(悪玉コレステロール):140mg/dL以上
- HDLコレステロール(善玉コレステロール):40mg/dL未満
- 中性脂肪(トリグリセライド):150mg/dL以上
(いずれも空腹時の血液検査の数値です)
このように、血液中の脂質が異常値となった状態が「脂質異常症」です。コレステロールや中性脂肪のどの成分が異常かによって、さらに「高コレステロール血症」や「高脂血症」と分類されます。
悪玉(LDL)コレステロールと善玉(HDL)コレステロールの違い
コレステロールは体にとって必要な成分ですが、そのバランスが崩れると危険です。
- 悪玉(LDL)コレステロール
余分なコレステロールを血管壁に運ぶ働きがあり、過剰になると血管の壁に蓄積して動脈硬化を引き起こします。いわば「血管を詰まらせる原因」となるものです。 - 善玉(HDL)コレステロール
血管内にたまった余分なコレステロールを回収し、肝臓に戻す働きがあります。いわば「血管のお掃除役」です。
LDLが増えすぎたり、HDLが減りすぎたりすると、血管の健康が損なわれ、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まります。
中性脂肪(トリグリセライド)とは?
中性脂肪は、体内でエネルギー源として貯蔵され、体を保温したり内臓を守るクッションの役割を果たす重要な成分です。しかし、増えすぎると問題が起こります。
- 食べ過ぎや運動不足によって中性脂肪が増加
- 肝臓に脂肪が蓄積し「脂肪肝」になる
- 血液中の中性脂肪が増えると血液がドロドロになり、動脈硬化を引き起こす
最近では若い世代でも中性脂肪が高い「隠れ脂質異常症」が増えています。健康診断で中性脂肪が高めと指摘された方は早めの対策が必要です。
脂質異常症の放置は危険です!
脂質異常症は「症状がほとんどないまま進行するサイレントキラー」と呼ばれています。自覚症状がないからと放置すると、以下のリスクが高まります:
- 動脈硬化
- 心筋梗塞や狭心症
- 脳梗塞
- 脂肪肝
きだ内科クリニックでは、血液検査による早期診断を行い、患者様一人ひとりに合わせた治療プランをご提案しています。
健康診断でコレステロールや中性脂肪が高いと指摘された方は、早めにご相談ください。
脂質異常症は生活習慣の改善と適切な治療でコントロールが可能です。
当院では、最新の医療とサポート体制で皆様の健康をお守りします。
なぜ脂質異常症が危険なのか?
脂質異常症は「症状がないまま病気が進行する」ため、気づいた時には重大な健康リスクが迫っていることがあります。血液中の脂質(悪玉コレステロールや中性脂肪)の異常が続くと、血管が徐々に詰まり、動脈硬化を引き起こします。そしてその先には、心筋梗塞や脳梗塞、脂肪肝など命に関わる病気が待っています。
動脈硬化の進行:血管が詰まるメカニズム
脂質異常症によって増えすぎた悪玉(LDL)コレステロールは、血管の壁に付着し、蓄積していきます。これが「プラーク」と呼ばれる塊を作り、血管の内側を狭く、硬くしていくのです。
この状態が動脈硬化です。
動脈硬化の進行メカニズム:
- LDLコレステロールが血管壁に沈着
- 血管が狭くなり、血流が悪化
- 血管が硬くなり、弾力性が失われる
- 血管が詰まりやすくなり、最終的には破裂や閉塞を引き起こす
動脈硬化は、心臓や脳の血管に発生すると、命に関わる病気の引き金となります。
心筋梗塞・脳梗塞との関係
- 心筋梗塞:心臓の血管が詰まることで、心筋に酸素や栄養が届かなくなり、心臓の一部が壊死してしまう状態です。突然の胸痛や呼吸困難、最悪の場合は命を落とす危険があります。
- 脳梗塞:脳の血管が詰まり、脳細胞に酸素が届かなくなる状態です。手足の麻痺や言語障害、重症化すると寝たきりのリスクもあります。
脂質異常症を放置し、動脈硬化が進行すると、これらの病気が起こる可能性が高まります。早めの診断と治療が何より重要です。
脂肪肝やメタボリックシンドローム:新たな健康リスク
脂質異常症は血管の問題だけではありません。体内の中性脂肪が増えすぎることで、肝臓に脂肪が蓄積し、脂肪肝を引き起こすこともあります。
- 脂肪肝:放置すると「肝炎」や「肝硬変」、さらには「肝がん」へ進行する可能性があります。
- メタボリックシンドローム:脂質異常症に加え、高血圧や高血糖、肥満が重なると、さらに動脈硬化や心血管疾患のリスクが高まります。
脂質異常症は全身の健康に影響を及ぼす病気です。健康診断で異常値を指摘されたら、放置せずしっかりと治療に取り組みましょう。
最新トピック:「隠れ脂質異常症」の怖さ
最近では、若い世代や健康診断で異常が軽度の人にも脂質異常症が増えています。これが「隠れ脂質異常症」です。
- 自覚症状がない:痛みや不調がないため、異常に気づかず放置されがち
- 若い人にも多い:食生活の乱れや運動不足、ストレスが原因
- 数年後に突然発症:動脈硬化が進行し、ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞を発症
定期的な血液検査で自分のコレステロール値や中性脂肪値を把握することが、健康を守る第一歩です。
当院では早期発見と治療をサポートします!
きだ内科クリニックでは、脂質異常症の早期診断・治療に力を入れています。
- 血液検査で正確な診断
- 個別の治療プラン:食事・運動療法から薬物療法まで総合的にサポート
- 管理栄養士による生活習慣改善のアドバイス
脂質異常症は**「早めの対策」で防げる病気**です。健康診断で異常値を指摘された方、心配な症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
「動脈硬化を防ぐために、早めの受診を!」
きだ内科クリニックは、皆様の健康を全力でサポートいたします。
脂質異常症の原因と最新の知見
脂質異常症は、遺伝的要因と生活習慣の乱れが複雑に関わり合って発症します。特に近年は、食生活の欧米化や運動不足により、年齢や性別を問わず発症するケースが増えています。
遺伝的要因と生活習慣
脂質異常症には、**「家族性高コレステロール血症」**と呼ばれる遺伝的な要因が関わるケースがあります。
- 親や祖父母が脂質異常症である
- 55歳未満(男性)または65歳未満(女性)で心筋梗塞を起こした家族がいる
この場合、遺伝的にLDLコレステロール値が高く、動脈硬化が早く進行する傾向があるため、早めの検査と治療が重要です。
一方、多くの脂質異常症は 生活習慣病 の一つとして発症します。
食生活の乱れ(過剰な脂質・糖分摂取)
食事の内容は脂質異常症の大きな原因となります。
- 飽和脂肪酸の摂取:肉の脂身、バター、生クリーム、ラードなど動物性脂肪が多い食品
- コレステロールの多い食品:卵黄や魚卵の過剰摂取
- 糖分や加工食品:清涼飲料水、インスタント食品、菓子類
飽和脂肪酸や糖分を過剰に摂ると、LDLコレステロールや中性脂肪が増え、動脈硬化を引き起こしやすくなります。
- 対策:野菜や魚中心の食事、特に「n-3系(オメガ3)脂肪酸」を含む青魚を積極的に摂りましょう。
運動不足・肥満
現代社会では、運動の機会が減り、デスクワーク中心の生活が増えています。運動不足や過食による肥満は、LDLコレステロールや中性脂肪を増やし、善玉(HDL)コレステロールを減少させます。
- 内臓脂肪型肥満:見た目は痩せていても、内臓周囲に脂肪が蓄積される「隠れ肥満」の方も要注意です。
運動や適度な減量を行うことで、コレステロールや中性脂肪の改善が期待できます。
加齢・更年期によるホルモンバランスの変化
加齢や更年期によるホルモンバランスの変化も脂質異常症の一因です。
- 女性の場合:閉経後は女性ホルモン(エストロゲン)の減少により、LDLコレステロールが増加しやすくなります。
- 男性の場合:加齢により基礎代謝が低下し、脂肪が蓄積しやすくなります。
年齢とともに健康診断での数値が気になる方は、早めの対策が大切です。
最新トピック:「若年層に増えている脂質異常症の背景」
最近、20代・30代の若年層でも脂質異常症が増えています。その背景には、以下のような現代社会の生活習慣があります。
- 食の欧米化:ファストフードやスイーツ、清涼飲料水の過剰摂取
- 運動不足:スマホやPCの普及により座りっぱなしの生活が増加
- ストレス:ストレスによる過食や飲酒の増加
- 睡眠不足:不規則な生活習慣が代謝を悪化させる
「若いから大丈夫」と油断していると、知らないうちに動脈硬化が進行し、将来、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクが高まります。
きだ内科クリニックの取り組み
当院では、患者様一人ひとりの生活習慣や体質に合わせた脂質異常症の改善サポートを行っています。
- 血液検査による正確な診断
- 食事・運動療法の指導:管理栄養士が具体的なアドバイスを提供
- 遺伝的要因の確認:ご家族に脂質異常症の方がいる場合は早期検査を推奨
- 薬物療法の適切な提案:数値や症状に合わせた治療方針
脂質異常症は放置すると進行しますが、早期発見と生活習慣の見直しで改善が可能です。
「気づいた今から始めましょう。」
健康診断で気になる数値があった方や、生活習慣が乱れがちな方は、どうぞお気軽にご相談ください。
脂質異常症の診断方法
脂質異常症は、血液検査で簡単に診断できます。しかし、数値の意味を正しく理解していないと、治療のタイミングを逃してしまうことも。健康診断で異常を指摘された方は、ぜひ早めの受診をお勧めします。
血液検査でわかる数値の見方
脂質異常症の診断基準は、日本動脈硬化学会の**「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」**に基づいています。血液検査で以下の数値が基準を超えると、脂質異常症と診断されます。
- LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
- 基準値:60~119 mg/dL
- 140 mg/dL以上 → 脂質異常症の可能性(要注意)
LDLが高い状態が続くと、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。
- HDLコレステロール(善玉コレステロール)
-
- 基準値:40 mg/dL以上
- 40 mg/dL未満 → 脂質異常症の可能性
HDLは血管の余分な脂質を取り除く働きがあるため、低下すると血管が詰まりやすくなります。
- 中性脂肪(トリグリセライド:TG)
-
- 基準値:30~149 mg/dL
- 150 mg/dL以上 → 脂質異常症の可能性
食事や飲酒の影響を受けやすく、エネルギー過多の生活習慣で増加しやすい脂肪です。
- non-HDLコレステロール
-
- 基準値:総コレステロール値-HDLコレステロール値
総コレステロールから善玉コレステロールを引いた値で、動脈硬化のリスクをより正確に評価します。
- 基準値:総コレステロール値-HDLコレステロール値
健康診断結果を正しく理解する
健康診断の結果で脂質の異常値が見られた場合、**「まだ大丈夫」**と自己判断せず、きちんと確認することが重要です。
- LDLが高いだけでも放置すると動脈硬化が進行します。
- HDLが低い場合は運動不足や喫煙の影響が考えられます。
- 中性脂肪の上昇は肥満や糖尿病リスクと深く関わります。
脂質異常症は放置しても自覚症状がないため、定期的な検査で数値の変化をしっかりチェックすることが大切です。
当院での精密検査の流れ
きだ内科クリニックでは、健康診断の結果をもとに、さらに詳しい検査と治療方針をご提案します。
- 血液検査:
- LDL、HDL、総コレステロール、中性脂肪(TG)を測定
- 必要に応じてnon-HDLコレステロールもチェック
- リスク評価:
-
- 家族歴の確認(家族性高コレステロール血症の可能性)
- 生活習慣のヒアリング(食事、運動、喫煙歴など)
- 動脈硬化リスク評価(心電図や血圧測定を行うことも)
- 治療方針の決定:
-
- 食事療法・運動療法の指導:管理栄養士が個別にサポート
- 薬物療法:数値やリスクに応じて適切な薬を提案
- 定期的なフォローアップ:数値の改善状況を定期的に確認
当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた精密検査と治療を行い、健康をサポートします。
脂質異常症の早期発見・早期治療が健康のカギ
脂質異常症は放置すると心筋梗塞や脳梗塞などの重大な疾患につながります。しかし、早めに発見し、適切な治療を行うことでリスクを大幅に減らせます。
健康診断の結果が気になる方や、しばらく検査を受けていない方は、ぜひ当院にご相談ください。
「あなたの健康を守るために、きだ内科クリニックが全力でサポートいたします。」
ご予約・ご相談はお気軽にどうぞ!
検査項目 |
診断基準値 |
正常基準範囲 |
リスク・注意点 |
LDLコレステロール |
140 mg/dL 以上 |
60~119 mg/dL |
悪玉コレステロール。動脈硬化を進行させる要因です。 |
HDLコレステロール |
40 mg/dL 未満 |
40 mg/dL 以上 |
善玉コレステロール。低いと血管内の脂質除去が低下します。 |
中性脂肪(トリグリセライド:TG) |
150 mg/dL 以上 |
30~149 mg/dL |
食事や飲酒の影響を受けやすく、エネルギー過多で増加します。 |
non-HDLコレステロール |
170 mg/dL 以上 |
120~169 mg/dL |
総コレステロールからHDLを引いた値。動脈硬化の総合的なリスク評価に有効です。 |
LDLコレステロール(悪玉)が増えると動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。
HDLコレステロール(善玉)が低下すると、血管の健康を守る機能が低下します。
中性脂肪は、食生活や飲酒、運動不足が大きく影響します。
non-HDLコレステロールは、総コレステロールからHDLを引いた値で、脂質異常症の総合リスクの指標です。
脂質異常症の治療法
脂質異常症の治療は、生活習慣の改善が基本です。しかし、改善が難しい場合や動脈硬化のリスクが高い場合は薬物療法を併用して、血中脂質をしっかり管理します。
① 生活習慣の改善
食事療法:「何を食べれば良いのか?」を具体的に解説
脂質異常症の改善には、コレステロールや中性脂肪を下げる食事が重要です。
- 悪玉(LDL)コレステロールを下げる食材
- 青魚(イワシ、サバ、アジ):オメガ3脂肪酸が豊富
- 野菜・海藻・きのこ類:食物繊維がコレステロール吸収を抑制
- 大豆製品:豆腐や納豆がLDLコレステロールを低下
- トランス脂肪酸を避けるポイント
- マーガリンやショートニングを含む加工食品は控えめに
- 揚げ物やファストフードを減らし、蒸し・煮る調理法を選ぶ
- 最新トピック:地中海式ダイエット
- オリーブオイル、青魚、ナッツ、野菜、果物、全粒穀物をバランス良く摂取
- 赤ワインは適量(1杯程度):HDLコレステロールを増やす可能性があります。
運動療法:適度な運動とその効果
- 有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、自転車):脂肪燃焼と善玉(HDL)コレステロールの増加を促進
- 筋力トレーニング:基礎代謝を上げて脂質代謝を改善
1日30分、人と会話できる程度の運動を週3回以上継続することが目標です。
禁煙・飲酒の改善
- 禁煙:喫煙は善玉(HDL)コレステロールを減少させます。禁煙で血管の健康を守りましょう。
- 飲酒:適度な量(ビール1本、ワイン1杯)に抑え、中性脂肪の上昇を防ぐことが大切です。
② 薬物療法:目標値を達成するためのサポート
生活習慣の改善を行っても目標値に達しない場合や、動脈硬化のリスクが高い患者様には薬物療法を行います。
最新の治療薬
- スタチン系製剤(HMG-CoA還元酵素阻害薬)
- 効果:肝臓でのコレステロール合成を抑制し、LDLコレステロールを下げる
- 代表的な薬:リピトール、クレストール
- 副作用:まれに筋肉痛や肝機能障害が起こることがあります。
- PCSK9阻害薬(新しい注射薬)
-
- 効果:LDLコレステロールを強力に低下
- 対象:スタチンで効果が不十分な患者様や、家族性高コレステロール血症の方
- フィブラート系製剤
-
- 効果:中性脂肪を下げ、善玉(HDL)コレステロールを増やす
- 代表的な薬:ベザトールSR、リポクリン
- EPA製剤(魚油由来)
-
- 効果:中性脂肪を低下させ、血液をサラサラにする
- 代表的な薬:エパデール、ロトリガ
薬物療法が必要なケース
- LDLコレステロールが160mg/dL以上の場合
- 心筋梗塞や脳梗塞の既往がある場合
- 糖尿病、慢性腎臓病、家族性高コレステロール血症がある場合
薬物療法は生活習慣の改善と並行して行うことで効果を最大限に発揮します。
きだ内科クリニックのサポート体制
当院では、患者様一人ひとりの状態や生活習慣に合わせて、オーダーメイドの治療プランをご提案します。
- 精密な血液検査とリスク評価
- 管理栄養士による具体的な食事指導
- 適切な薬物療法の選定とフォローアップ
- 定期的な血液検査で効果を確認し、必要に応じて治療方針を調整
「動脈硬化を防ぐために、今できることから始めましょう!」
健康診断で異常値を指摘された方や、生活習慣を改善したい方は、ぜひ当院にご相談ください。
きだ内科クリニックの脂質異常症治療の特徴
当院では、脂質異常症の診断・治療において、患者様一人ひとりに寄り添ったサポートを行っています。数値改善はもちろん、動脈硬化の予防と健康寿命の延伸を目標に、最新医療と丁寧なサポート体制を提供しています。
1. 個別サポート:患者様一人ひとりに合わせた治療計画
脂質異常症は、生活習慣や体質によって原因や症状が異なります。当院では、
- 患者様一人ひとりの生活習慣や家族歴を丁寧にカウンセリング
- 血液検査の結果や動脈硬化リスクを評価し、オーダーメイドの治療計画を提案
食事療法・運動療法から薬物療法まで、患者様に合った最適な方法を選択し、無理なく継続できる治療を心がけています。
2. 最新の診断機器を使用した正確な検査
正確な診断が適切な治療の第一歩です。当院では、最新の診断機器を活用し、脂質異常症の状態や動脈硬化のリスクを詳しく評価します。
- 精密な血液検査:LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪を正確に測定
- 動脈硬化の評価:頸動脈エコー検査で血管の状態を確認
- 体組成分析:内臓脂肪や筋肉量を測定し、生活習慣改善の指標とします
最新の検査データをもとに、効果的な治療計画を提案し、病気の進行を早期に防ぎます。
3. 管理栄養士による具体的な栄養指導
脂質異常症の改善には、毎日の食事がとても大切です。当院では管理栄養士が在籍し、患者様一人ひとりに合わせた具体的な栄養指導を行っています。
- 悪玉コレステロールを下げる食事の提案
- 地中海式ダイエットや食物繊維を意識した献立の紹介
- 外食やコンビニ食が多い方へのアドバイス
- 継続しやすい食事改善方法をサポート
「何を食べればいいのかわからない…」というお悩みを解決し、無理のない食事改善で脂質異常症の数値改善を目指します。
4. 定期的なフォローアップで数値改善を徹底サポート
治療の効果を最大化するためには、継続的な管理が欠かせません。当院では、定期的なフォローアップを通じて、数値の変化や症状の改善状況をしっかり確認します。
- 定期的な血液検査で数値をチェック
- 効果が見えない場合は治療法を柔軟に見直し
- 生活習慣や薬物療法の進捗に合わせたアドバイス
数値が改善した場合でも、再び悪化しないように徹底的にサポートします。
きだ内科クリニックが目指す治療
脂質異常症は放置すると、心筋梗塞や脳梗塞といった重大な病気につながるリスクがあります。しかし、早期発見・適切な治療でリスクを大幅に減らすことが可能です。
きだ内科クリニックでは、
- 正確な検査
- 無理のない生活改善
- 最新の薬物療法
- 患者様に寄り添う定期フォロー
これらを組み合わせ、患者様の健康を全力でサポートします。
「脂質異常症の治療は、今が始めどきです!」
健康診断の結果が気になる方、数値を改善したい方は、ぜひ当院へご相談ください。
脂質異常症と関連する新しい話題
脂質異常症は放置すると、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞といった重大な疾患につながります。近年では、**自覚症状がないまま進行する「隠れ脂質異常症」**や、新しい薬の登場、女性のライフステージによるリスクの変化が注目されています。
1. 「隠れ脂質異常症」:自覚症状がない人の増加
脂質異常症は**「サイレントキラー」**とも呼ばれ、初期段階では症状がほとんど現れません。しかし、血液中の脂質異常が進行している場合、動脈硬化が静かに進んでいる可能性があります。
- 健康診断での見逃し:数値が軽度の異常だと「大丈夫」と放置しがち
- 若年層の増加:食生活の乱れや運動不足で、20代・30代でも脂質異常症が増加
- 見た目は健康でもリスクあり:痩せ型でも内臓脂肪が多い「かくれ肥満」の人も要注意
当院では、定期的な血液検査や動脈硬化リスク評価を通じて、隠れた脂質異常症を早期発見し、将来のリスクをしっかり予防します。
2. LDL-Cを下げる新しい薬の開発
脂質異常症の治療薬としては、従来からスタチン系製剤が第一選択として使われてきました。しかし、近年では、さらに効果的な新しい薬が登場しています。
- PCSK9阻害薬
- LDLコレステロールを強力に低下させる注射薬
- スタチン系薬で効果が不十分な方や、家族性高コレステロール血症の方に有効
- 小腸コレステロールトランスポーター阻害薬(エゼチミブ)
- 小腸でのコレステロール吸収を阻害し、血中のLDLを減少
- スタチンとの併用でさらなる効果が期待できます
新薬の登場により、これまで治療が難しかった方や、コレステロール値をさらに厳格に管理する必要がある方にも、治療の選択肢が広がっています。
3. 女性と脂質異常症:閉経後のリスク増加
女性は閉経後に脂質異常症のリスクが大幅に上昇することが分かっています。
- 閉経後のホルモン変化:エストロゲンの減少により、LDL(悪玉コレステロール)が増加しやすくなる
- 動脈硬化の進行:女性は閉経前は動脈硬化のリスクが低いものの、閉経後は男性と同じリスク水準に上昇
- 更年期と重なる健康リスク:高血圧や糖尿病も合併しやすく、総合的なリスク管理が重要
特に、閉経後はこれまで異常がなかった方でも、脂質異常症が突然発症することがあります。40代以降の女性は、定期的な健康診断や血液検査でコレステロール値を確認し、早めに対策を行うことが大切です。
きだ内科クリニックのサポート体制
当院では、以下の体制で脂質異常症の早期発見・治療を徹底サポートします。
- 定期的な血液検査と動脈硬化のリスク評価
- 最新の治療薬の導入:患者様の状態に応じて、最適な治療法を提案
- 女性の健康サポート:閉経後の脂質管理や更年期の健康相談もお任せください
「自覚症状がないから大丈夫」と油断せず、気になる数値があれば早めの検査・治療が将来の健康を守る第一歩です。
脂質異常症Q&A:よくある質問
健康診断でコレステロール値や中性脂肪の異常を指摘されることは珍しくありません。しかし、「このまま放置していいのか?」「どうすれば改善できるのか?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか?ここでは、脂質異常症に関するよくある質問にお答えします。
Q1:「健康診断でコレステロールが高いと指摘されました。放置しても大丈夫?」
A:放置は絶対におすすめできません。
コレステロール値が高い状態をそのままにしておくと、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。特に**自覚症状がないまま進行する「隠れ脂質異常症」**は要注意です。
- 対策:健康診断で異常を指摘された場合は、早めに医療機関を受診し、詳しい検査を受けましょう。当院では、血液検査や頸動脈エコーなどで正確に状態を把握し、最適な治療法をご提案します。
Q2:「コレステロールを下げるために、どんな食事が効果的ですか?」
A:コレステロールを下げるためには、以下のポイントを意識しましょう。
- 悪玉コレステロール(LDL)を下げる食材
- 青魚(サバ、イワシ、サンマ):オメガ3脂肪酸がLDLを低下
- 野菜、海藻、きのこ:食物繊維がコレステロールの吸収を抑える
- 大豆製品(豆腐、納豆、豆乳):植物性たんぱく質が効果的
- 避けるべき食材・習慣
- 揚げ物やファストフード:トランス脂肪酸を多く含み、コレステロールを増やす
- 卵黄や肉の脂身:食べすぎに注意
- 地中海式ダイエット:
- オリーブオイル、魚、野菜、全粒穀物、ナッツ類をバランスよく取り入れることで、コレステロール値の改善が期待できます。
当院では、管理栄養士が一人ひとりに合わせた食事指導を行います。無理なく続けられる食生活を一緒に考えましょう。
Q3:「薬を飲むと一生やめられないのですか?」
A:薬物療法は必要な場合のみ行いますが、自己判断で中止することは危険です。
脂質異常症の治療は、生活習慣の改善が基本です。しかし、コレステロールや中性脂肪の値が高く、動脈硬化のリスクが高い場合は薬物療法が必要になります。
- 薬の役割:コレステロールや中性脂肪を下げ、動脈硬化を予防するためのサポートです。
- やめるタイミング:薬を飲んで数値が改善しても、治療を自己判断でやめると再び悪化するリスクがあります。薬の中止や減量は医師と相談して決定します。
当院では、定期的な検査とフォローアップを行い、必要に応じて薬の調整を行います。患者様にとって最適な治療を一緒に考えますのでご安心ください。
Q4:「若いのに中性脂肪が高いのはなぜですか?」
A:食生活の乱れや運動不足が主な原因です。
最近では、20代・30代の若い世代でも中性脂肪が高い「隠れ脂質異常症」が増えています。
- 原因:
- 食生活の乱れ:ファストフード、揚げ物、スイーツ、清涼飲料水の摂りすぎ
- 運動不足:デスクワーク中心の生活やスマホ・PCの長時間利用
- 飲酒習慣:アルコールの過剰摂取は中性脂肪を増やします
- 対策:
- 食事の見直し(糖分・脂質の摂取を控える)
- 1日30分の有酸素運動(ウォーキングや軽いジョギング)
- 飲酒量を減らす、もしくは禁酒
若いうちから中性脂肪をコントロールすることで、将来の動脈硬化や生活習慣病の予防につながります。当院では、生活習慣の見直しから具体的な改善方法まで、丁寧にサポートいたします。
きだ内科クリニックからのメッセージ
脂質異常症は早期発見・早期治療が何より重要です。
症状がなくても、知らないうちに動脈硬化が進行し、将来の心筋梗塞や脳梗塞といった重大な疾患を引き起こす恐れがあります。だからこそ、「少し気になる」と感じた今が、治療を始める大切なタイミングです。
当院の脂質異常症治療の特徴
きだ内科クリニックでは、患者様一人ひとりの健康を守るため、以下の3つを大切にしています。
- 最新の医療と正確な診断
- 最新の診断機器を使用し、正確な血液検査や動脈硬化リスク評価を行います。
- 結果をもとに、オーダーメイドの治療プランをご提案します。
- 患者様に寄り添ったサポート
-
- 管理栄養士による栄養指導で、毎日の食事改善を具体的にアドバイス。
- 無理なく続けられる運動指導や生活習慣の見直しをサポート。
- 定期的なフォローアップで、数値の変化や健康状態をしっかり確認します。
- 安心して通える環境
-
- 丁寧なカウンセリングと分かりやすい説明を心がけています。
- 忙しい方でも通いやすいよう、柔軟な診療時間や予約システムを導入しています。
こんな方はぜひご相談ください
- 健康診断でコレステロールや中性脂肪が高いと指摘された方
- 自覚症状はないけれど、将来の健康が心配な方
- 食事や運動でコレステロールを下げたい方
- 脂質異常症の専門的な治療やフォローを受けたい方
早期に対策を始めることで、将来のリスクを大きく減らすことができます。
きだ内科クリニックがあなたの健康を守ります
脂質異常症の治療は、生活習慣の見直しから始まります。当院では、患者様の日常生活に寄り添ったサポートを行い、無理なく続けられる治療を提案いたします。
「気になるけど、どうすればいいかわからない…」
そんなお悩みは、ぜひきだ内科クリニックにご相談ください。
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曜日 |
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日曜・祝日 |
休診 |
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- 持ち物:保険証、お薬手帳(お持ちの方)、各種医療証をご持参ください。
- 到着時間:初診の場合、問診票記入のため予約時間の15分前にご来院ください。
5. キャンセル・変更について
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