【高血圧専門診療】早期発見と治療で健康寿命を延ばす|【地域密着】クリニック
高血圧の専門診療 - きだ内科クリニック
高血圧とは? - 健康を守るために知っておきたい基礎知識。
血圧とは何か
血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の内壁を押す力のことです。この「圧力」は全身の血管に存在しますが、主に動脈、特に上腕動脈の圧力を指します。血圧は、心臓が血液を送り出す力、血管の柔軟性、そして血液の流れるスムーズさによって決まります。
さらに、腎臓や神経系、ホルモンの働き、そして血管内の物質など、体内の多くの仕組みが血圧を調整しています。そのため、血圧は常に変動しており、朝起きると上昇し、日中に高くなり、夜間や睡眠中には下がるのが一般的です。また、寒い冬は暑い夏よりも血圧が高くなる傾向があります。
食事の中で特に重要なのは「食塩」です。食塩を摂りすぎると血圧が上がりやすくなるため、日々の食生活が血圧に大きく影響するのです。
最高血圧と最低血圧の違い
心臓は拍動(収縮と拡張)を繰り返しながら血液を送り出しています。この心臓の動きに合わせて血圧も上がったり下がったりするのです。
- **「最高血圧(収縮期血圧)」**は、心臓が収縮して血液を送り出した瞬間の圧力のピーク値です。
- **「最低血圧(拡張期血圧)」**は、心臓が拡張して血液を再び取り込んでいる間の圧力の最小値です。
この2つの値は、血圧を測定する際に重要な指標となります。
高血圧とは?
高血圧とは、血圧が持続的に正常値を超えた状態のことを指します。ただし、1回の測定で血圧が高い場合でも、必ずしも「高血圧症」とは言い切れません。診断には繰り返し測定することが必要です。
診察室での測定基準は以下の通りです:
- 最高血圧が140mmHg以上
- 最低血圧が90mmHg以上
これらのいずれかを満たす場合、「高血圧」と診断されます。
家庭で血圧を測るときはそれよりも低い数値が出やすいので、収縮期血圧135mmHg以上、または拡張期血圧85mmHg以上が高血圧の目安とされています。
高血圧がもたらすリスク
高血圧を放置すると、心臓や脳、腎臓といった重要な臓器に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中、腎不全などの深刻な病気を引き起こすリスクが高まります。しかし、早期に発見し適切に治療することで、これらのリスクを大幅に減らすことができます。
きだ内科クリニックからのメッセージ
高血圧は「沈黙の病気」とも呼ばれるように、自覚症状が少ないため見過ごされがちです。だからこそ、定期的な血圧測定と専門医の診察が大切です。当院では、最新のガイドラインに基づく診断と治療を行い、患者様一人ひとりの生活に合わせた治療プランを提案しています。
健康寿命を延ばし、快適な生活を続けるために、ぜひお気軽にご相談ください。
高血圧の原因とリスク要因 - 日本人の高血圧を理解する
高血圧は、日本人の健康を脅かす主要な生活習慣病の一つです。その発症には多くの原因とリスク要因が絡み合っています。ここでは、高血圧の主な原因と生活習慣との関係について解説します。
高血圧の2つのタイプ:一次性高血圧と二次性高血圧
- 一次性高血圧(本態性高血圧)
日本人の高血圧の約80~90%は、この一次性高血圧に分類されます。明確な原因が特定されないものの、以下のような生活習慣や遺伝的要因が影響していると考えられています:- 塩分の過剰摂取
- 肥満(特に内臓脂肪型肥満)
- 飲酒や運動不足
- ストレスや喫煙
- 遺伝的な体質や加齢
- 二次性高血圧
二次性高血圧は全体の10~20%を占め、特定の疾患や薬剤の影響によるものです。例えば:
-
- 腎臓疾患(腎動脈狭窄、慢性腎炎など)
- ホルモン異常(クッシング症候群、原発性アルドステロン症など)
- 睡眠時無呼吸症候群
- 一部の薬剤(非ステロイド性抗炎症薬、経口避妊薬など)の副作用
日本人の高血圧に特に多い原因:塩分の摂りすぎ
日本人の食生活は、味噌や醤油など塩分を多く含む調味料を多用するため、高血圧の大きな原因となっています。
- 塩分の摂りすぎにより、血液中の塩分濃度が高まり、腎臓が水分を保持するため血液量が増加して血圧が上がります。
- **「ラーメンのスープを飲み干す」「味噌汁を1日2杯以上飲む」**などの習慣は、知らず知らずのうちに塩分過多の原因になります。
肥満:特に若年男性に多い内臓肥満型高血圧
肥満、特に内臓脂肪が多い場合は、血液中の塩分や脂質が増えやすく、血圧上昇のリスクが高まります。
- 肥満の方は、正常体重の方に比べて1.5~2.5倍も高血圧を発症しやすいと言われています。
- 特に若年~中年男性では、内臓肥満を伴う高血圧の増加が問題視されています。このタイプは、放置するとメタボリックシンドロームに進行し、心筋梗塞や脳卒中などの重大な合併症を引き起こします。
生活習慣が招く高血圧リスク
高血圧の原因として、以下の生活習慣が挙げられます:
- 飲酒
- 長期間の過度な飲酒は血圧を上昇させ、心臓や血管への負担を増加させます。
- 運動不足
-
- 運動不足により余分な塩分が体にたまりやすくなり、肥満や血圧上昇の原因に。
- 適度な運動は、血圧を下げる効果があるとされています。
- ストレス
-
- ストレスが交感神経を刺激し、一時的に血圧を上げることがあります。慢性的なストレスでは高血圧が固定化しやすくなります。
- 喫煙
-
- 喫煙は血管を収縮させ、血圧を急激に上昇させます。また、動脈硬化の進行を早めるため、さらに高血圧を悪化させます。
遺伝的要因と加齢
高血圧は遺伝的な要因も関わっています。
- 両親が高血圧の場合、子どもが高血圧を発症するリスクは約50%にのぼります。
- また、加齢とともに血管が硬くなり、血圧が上昇しやすくなります。
まとめ:生活改善で高血圧を予防しよう
高血圧は「生活習慣病」と言われる通り、生活習慣の改善が予防と治療の鍵です。当院では、患者様一人ひとりの生活スタイルに合わせた治療プランを提供し、食事・運動などのアドバイスも行っています。
高血圧は放置すると重大な合併症を引き起こす可能性があります。早期発見と適切な治療を受けるために、ぜひきだ内科クリニックへご相談ください。
高血圧の症状 - 見逃しやすいサインに注意を
高血圧は「沈黙の病気」とも呼ばれるほど、初期段階では自覚症状がほとんどありません。症状が現れる頃には、すでに進行しているケースが多いため、定期的な血圧測定と早期の対策が重要です。ここでは、高血圧の初期段階と進行した場合に見られる症状について詳しくご紹介します。
1. 初期段階の高血圧:自覚症状の少なさが危険
高血圧の初期段階では、多くの人が特に異常を感じません。軽度の血圧上昇だけでは、体に痛みや不快感を与えることが少ないため、気づかないまま放置されるケースが少なくありません。
- **「血圧が少し高いだけなら大丈夫」**と感じてしまう方も多いですが、放置すると知らないうちに全身の血管に負担がかかり、動脈硬化や心臓病のリスクが高まります。
- 自覚症状がないからこそ、**「毎日の血圧測定」や「定期的な健診」**が非常に大切です。
2. 進行した場合の症状:体が発するSOSサイン
高血圧が進行すると、以下のような症状が現れることがあります。
- 頭痛:特に後頭部に重い痛みを感じることがあります。
- めまい:立ちくらみや平衡感覚の異常を訴える方も少なくありません。
- 動悸や息切れ:心臓が過剰に働いているサインです。
- 耳鳴り:血圧上昇が影響し、耳鳴りを感じることがあります。
- 手足のむくみ:血液循環が悪化し、余分な水分が溜まることで起こります。
これらの症状が現れる時には、高血圧が長期間続いて血管や心臓への負担が蓄積されている可能性が高いです。
3. 高血圧が引き起こす合併症の兆候
高血圧は、長期間放置することで心臓や脳、血管に深刻なダメージを与えます。その結果、以下のような症状が現れる場合があります:
- 胸の痛み:心筋梗塞や狭心症の前兆であることがあります。
- 息切れや疲労感:心臓が弱ることで、全身に十分な血液を送り出せなくなる状態(心不全)に陥る可能性があります。
- 突然の手足のしびれや麻痺:脳梗塞や脳出血など、脳血管障害のサインです。
こうした症状は、生命に関わる病気の兆候であるため、放置せず早急な医療機関の受診が必要です。
4. 高血圧は症状がないうちにこそ治療を
高血圧の怖さは、自覚症状がない間に血管や心臓へじわじわとダメージを与え続けることです。症状が出てからでは、治療が複雑になったり、深刻な病気に進行していることもあります。
早期発見が非常に重要です。定期的に血圧を測定し、少しでも異常を感じたら専門医に相談することが、健康を守る第一歩です。
5. きだ内科クリニックのご案内
当院では、最新の機器とガイドラインに基づいた診療を行っています。自覚症状がない場合でも安心してご相談いただけます。高血圧の診断から治療、生活習慣改善まで、患者様一人ひとりに寄り添ったサポートを提供しています。
気になる症状がある方や、健康診断で血圧が高いと言われた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
高血圧を放置するリスク - 重大な病気を引き起こす「サイレントキラー」
高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれるほど、自覚症状がほとんどありません。しかし、放置すると心臓や脳、腎臓をはじめとする全身の臓器に重大なダメージを与え、生命に関わる疾患を引き起こします。ここでは、高血圧を治療せずに放置した場合のリスクについて解説します。
1. 心疾患:心筋梗塞や狭心症のリスクが増大
高血圧は心臓に過度な負担をかけ、心臓の機能を徐々に低下させます。
- 心肥大:高血圧が続くと心臓の壁が分厚くなり、心肥大と呼ばれる状態になります。これにより、心臓が正常に血液を送り出せなくなり、心不全に進行することもあります。
- 心筋梗塞:冠動脈が動脈硬化によって狭くなることで、心筋に酸素が供給されず、心筋梗塞を引き起こします。
- 狭心症:心筋梗塞に至る前段階で、胸の痛みや締め付け感を伴う狭心症が発症します。
心臓への負担は、高血圧を放置することで悪化し、命に関わる状態に進行します。
2. 脳血管疾患:脳卒中や脳出血の危険性
高血圧が長期間続くと、脳の血管にも重大な影響を及ぼします。
- 脳梗塞:動脈硬化が進行して血管が詰まり、脳細胞が酸素不足で壊死する状態です。手足の麻痺や言語障害などの後遺症が残ることもあります。
- 脳出血:高血圧による血管の脆弱化が原因で、血管が破れ出血を起こします。命に関わることも多い疾患です。
これらの脳血管疾患は、突然発症することが多く、早期の予防が不可欠です。
3. 腎機能の低下:腎不全に進行する可能性
高血圧は腎臓の細い血管にもダメージを与えます。
- 腎臓の濾過機能が低下することで、老廃物の排泄が滞り、慢性腎不全へと進行します。
- 腎臓と高血圧は悪循環を起こしやすく、高血圧が腎機能を悪化させ、腎不全がさらに血圧を上昇させることがあります。
最終的には人工透析が必要となるケースも少なくありません。
4. 動脈硬化の進行:全身の血管に悪影響
高血圧は血管に高い圧力をかけ続けるため、血管の壁が厚く硬くなる動脈硬化を引き起こします。動脈硬化が進行すると、血流が滞り、全身の臓器に栄養や酸素が行き渡らなくなります。
- 冠動脈の動脈硬化:心筋梗塞や狭心症を引き起こします。
- 頸動脈の動脈硬化:脳梗塞や一過性脳虚血発作のリスクを高めます。
動脈硬化は高血圧と相互に影響し合い、症状を悪化させる悪循環を作ります。
高血圧を放置すると生活の質も低下する
高血圧による疾患は、命に関わるだけでなく、日常生活にも大きな影響を与えます。例えば、心不全や腎不全、脳卒中の後遺症により、歩行や日常的な動作が難しくなることもあります。これにより、生活の質(QOL)が著しく低下し、介護や通院が必要になるケースも増加します。
きだ内科クリニックでできること
高血圧は早期に発見し適切に治療を行えば、合併症のリスクを大幅に減らすことができます。当院では、最新の診療ガイドラインに基づいた治療を行い、患者様一人ひとりに合った生活習慣改善のサポートを提供しています。
放置しないで、一歩踏み出しましょう。高血圧の予防と治療は、未来の健康を守る第一歩です。
高血圧の診断方法 - 正確な測定と検査で未来の健康を守る
高血圧は、放置することで深刻な疾患を引き起こすリスクがあります。そのため、早期発見と適切な診断が非常に重要です。ここでは、高血圧の診断に用いられる方法と、その流れについて詳しくご説明します。
1. 血圧測定の基準値 - 高血圧の診断基準
高血圧の診断は、血圧計を使った測定結果をもとに行われます。診断基準は以下の通りです:
高血圧の診断基準
測定場所 | 最高血圧(収縮期) | 最低血圧(拡張期) | 診断基準 |
---|---|---|---|
診察室血圧 | 140 mmHg以上 | 90 mmHg以上 | 高血圧と診断される値 |
家庭血圧 | 135 mmHg以上 | 85 mmHg以上 | 家庭で測定した場合の高血圧の基準値 |
早朝高血圧 | 135 mmHg以上 | 85 mmHg以上 | 朝起きた直後の血圧が高い場合 |
仮面高血圧 | 135 mmHg以上 | 85 mmHg以上 | 家庭血圧が高いが診察室では正常な場合 |
白衣高血圧 | 140 mmHg以上 | 90 mmHg以上 | 診察室では高いが家庭では正常な場合 |
高血圧の分類(診察室血圧基準)
分類 | 最高血圧(収縮期) | 最低血圧(拡張期) |
---|---|---|
正常血圧 | 120 mmHg未満 | 80 mmHg未満 |
正常高値血圧 | 120~129 mmHg | 80~84 mmHg |
高値血圧 | 130~139 mmHg | 85~89 mmHg |
軽症高血圧 | 140~159 mmHg | 90~99 mmHg |
中等症高血圧 | 160~179 mmHg | 100~109 mmHg |
重症高血圧 | 180 mmHg以上 | 110 mmHg以上 |
高血圧の治療目標値
年齢・健康状態 | 診察室血圧目標値 | 家庭血圧目標値 |
---|---|---|
75歳未満の成人 | 130/80 mmHg未満 | 125/75 mmHg未満 |
75歳以上または虚弱な高齢者 | 140/90 mmHg未満 | 135/85 mmHg未満 |
糖尿病患者 | 130/80 mmHg未満 | 125/75 mmHg未満 |
慢性腎臓病(蛋白尿あり) | 130/80 mmHg未満 | 125/75 mmHg未満 |
慢性腎臓病(蛋白尿なし) | 140/90 mmHg未満 | 135/85 mmHg未満 |
冠動脈疾患患者 | 130/80 mmHg未満 | 125/75 mmHg未満 |
メモ
- 早朝高血圧や仮面高血圧を発見するためには家庭血圧測定が重要です。
- 診察室血圧と家庭血圧では、診断基準値が異なるため、患者ごとに測定方法を使い分けます。
- 治療目標値は、年齢や健康状態に応じて設定されます。高齢者や虚弱な方ではやや高めの目標値が設定されることがあります。
これらの数値は、心疾患や脳卒中など、生活に重大な影響を与えるリスクを示します。数値が高いほどリスクが増大するため、定期的な測定が必要です。
2. 医療機関で行う検査 - 高血圧の原因や影響を確認
医療機関では、血圧測定だけでなく、患者の健康状態を総合的に評価するための検査が行われます。
主な検査内容
- 血液検査:
血糖値やコレステロール値、腎機能やホルモンの異常など、高血圧を引き起こす原因や動脈硬化の進行状況を調べます。 - 尿検査:
腎臓の状態やホルモン異常を確認します。腎臓へのダメージを早期に発見するための重要な検査です。 - 心電図:
心臓のリズム異常や心肥大の兆候を調べます。高血圧は心臓に負担をかけるため、定期的なチェックが推奨されます。 - 胸部レントゲン:
心臓の大きさや形状を確認し、心不全や心肥大の兆候を診断します。 - 動脈硬化検査:
血管の硬さや詰まり具合を調べることで、血管年齢や動脈硬化の進行度を評価します。
これらの検査により、高血圧の合併症や原因の特定を行い、最適な治療計画を立てます。
3. 家庭での血圧測定の重要性
高血圧の診断において、家庭での血圧測定は欠かせません。診察室で測定する「診察室血圧」は、緊張により実際より高くなる「白衣高血圧」として過大評価される場合があります。一方で、診察室では正常でも家庭で高い値を示す「仮面高血圧」のケースもあります。
正確に測定するためのポイント
- 測定タイミング:
- 朝(起床後すぐ)と晩(就寝前)の1日2回を目安に測定します。
- 朝の血圧は、早朝高血圧の可能性をチェックするため必須です。
- 測定方法:
- リラックスした状態で、心臓と同じ高さの位置に腕を置きます。
- 腕に巻くタイプの血圧計が推奨されています。
- 2回測定し、その平均値を記録します。
血圧手帳の活用
測定結果は血圧手帳に記録し、診察時に医師に見せることで、より正確な診断が可能になります。
4. 高血圧診断の流れ
診察では、血圧測定に加え、患者様の家族歴や生活習慣、既往歴について詳しく伺います。特に以下のポイントを確認します:
- 運動や食事、睡眠、ストレスの状態
- 高血圧の家族歴
- 自覚症状(頭痛や動悸など)
必要に応じて追加の検査を行い、二次性高血圧の有無や合併症の早期発見に努めます。
5. 高血圧診断の重要性 - 早期治療で合併症を防ぐ
高血圧は放置すると、心筋梗塞や脳卒中、腎不全など命に関わる病気を引き起こします。しかし、早期に発見し適切に治療を始めれば、リスクを大幅に減らすことが可能です。
きだ内科クリニックでは、正確な診断と最新の治療法を提供し、患者様の健康を全力でサポートします。ご自宅での血圧測定方法も丁寧にアドバイスいたしますので、初めての方でも安心です。
高血圧の治療方法 - 健康な未来を手に入れるために
高血圧の治療は、生活習慣の改善と薬物療法を柱に、患者様一人ひとりに合った方法で進めます。治療を始めることで、心筋梗塞や脳卒中など命に関わる病気のリスクを大幅に減らすことができます。ここでは、治療の具体的な方法をご紹介します。
1. 生活習慣の改善 - 小さな努力が大きな成果に
減塩食の取り入れ方
塩分の摂りすぎは高血圧の最大の要因の一つです。1日の塩分摂取量を6g未満に抑えることを目標にしましょう。
- 食事の工夫
- 加工食品(カップ麺、スナック菓子)や漬物、味噌汁は控えめに。
- 調味料は「かける」から「つける」に変更。
- カリウムを多く含む野菜や果物(トマト、バナナなど)を取り入れると、塩分の排出を助けます。
減塩に悩んでいる方は、当院で管理栄養士によるアドバイスを受けることも可能です。
適度な運動習慣の導入
運動は血圧を下げるだけでなく、肥満解消やストレス軽減にも役立ちます。
- おすすめの運動
- ウォーキング:1日30分程度を週に4~5回。
- ストレッチや軽い筋トレ:自宅で簡単に続けられる運動。
- ポイント
- 無理をしない:体力に応じてゆっくりと始めましょう。
- 運動中は会話ができる程度の負荷が目安です。
運動を始める際には、医師のアドバイスを受けて安全に進めましょう。
禁煙と節酒
- 禁煙
喫煙は血管を収縮させ、血圧を上昇させるだけでなく、動脈硬化を促進します。禁煙は高血圧治療の最優先項目です。 - 節酒
適度な飲酒は健康に良いとされることもありますが、過剰な飲酒は血圧を上げる原因に。- 日本酒1合、ビール中瓶1本、ワイン2杯までが目安です。
当院では禁煙や節酒に取り組む患者様をサポートしています。
2. 薬物療法 - 降圧薬による適切な血圧管理
生活習慣の改善だけでは血圧を十分に下げられない場合、薬物療法を行います。降圧薬には様々な種類があり、患者様の症状や体質に合わせて最適な薬を選択します。
降圧薬の種類と効果
- カルシウム拮抗薬
血管を拡張し、血液の流れをスムーズにして血圧を下げます。
特に心臓の血流改善に効果があります。 - アンギオテンシンⅡ受容体遮断薬(ARB)
血管を収縮させる物質の働きを抑え、血圧を下げます。腎臓保護の効果も期待できます。 - アンギオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)
血管を広げる効果に加え、心機能を保護する作用があります。 - 利尿薬
体内の余分な水分を排出し、血圧を下げる薬です。むくみがある場合にも効果的です。 - β遮断薬
心拍数を抑えることで心臓の負担を減らし、血圧をコントロールします。 - α遮断薬
血管の収縮を抑えることで血流を改善し、血圧を下げます。
副作用と注意点
- 主な副作用
- めまい、ふらつき(血圧が急激に下がった場合)
- 起立性低血圧(急に立ち上がった際に起こることがあります)
- 注意点
- 柑橘類との相性:カルシウム拮抗薬はグレープフルーツと一緒に摂取すると薬の効果が強く現れる場合があります。
- 服用の継続:自己判断で服用を中止しないようにしましょう。
副作用が気になる場合は、医師にすぐご相談ください。
3. 高血圧治療の目標と継続の重要性
高血圧治療は、症状を改善するだけでなく、心臓や血管の負担を軽減し、合併症を防ぐことを目的としています。特に、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中のリスクを減らすためには、治療の継続が不可欠です。
- 75歳未満は診察室血圧で130/80mmHg未満、家庭血圧で125/75mmHg未満
- 75歳以上は診察室血圧で140/90mmHg未満、家庭血圧で135/85mmHg未満
当院では、患者様の目標血圧に合わせた治療プランを提供しています。
CureApp HT(高血圧治療補助アプリ)を活用した最先端の高血圧治療
高血圧治療は、薬物療法だけでなく、生活習慣の改善が重要な柱となります。しかし、忙しい日々の中で生活習慣を見直すことは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
きだ内科クリニックでは、最新の高血圧治療補助アプリ「CureApp HT」を活用し、患者様が無理なく生活習慣を改善できるようにサポートしています。このデジタル治療法は、患者様ご自身が楽しみながら血圧コントロールに取り組むための強力なサポーターとなります。
CureApp HTとは?
CureApp HTは、日本で初めて承認された高血圧治療補助アプリです。このアプリは、医師の指導のもとで患者様の生活習慣改善をサポートする目的で開発されました。
アプリの主な特徴
- 個別化されたアドバイス
患者様の生活習慣や血圧データに基づき、毎日の生活改善に役立つアドバイスを提供します。 - 日々の血圧管理をサポート
家庭での血圧測定結果をアプリに入力することで、自分の状態を可視化でき、目標達成に向けた意識が高まります。 - 医師と連携した治療
アプリに記録されたデータを医師が確認することで、治療方針をより正確に調整できます。
CureApp HTを活用した当院での高血圧治療の流れ
- 診察と初期設定
医師が患者様の状態を診断し、治療プランを立てます。CureApp HTの導入が適切である場合、アプリを使った治療を提案します。 - アプリの使用開始
スマートフォンにアプリをインストールし、血圧や生活習慣のデータを入力します。毎日得られるアドバイスを参考に、生活習慣の改善に取り組みます。 - 継続的なサポート
アプリで蓄積されたデータをもとに、診察時に医師が治療の進行状況をチェック。必要に応じて治療計画を見直します。
CureApp HTを使うメリット
1. 自宅での血圧管理がより簡単に
アプリに血圧データを記録するだけで、自分の血圧の推移が分かりやすくなります。また、数値を医師と共有できるため、診察時にスムーズな治療計画の立案が可能です。
2. 生活改善のモチベーションが高まる
CureApp HTが提供するアドバイスは、患者様ごとにカスタマイズされており、無理なく続けられる内容です。毎日の小さな取り組みが結果につながるため、楽しみながら血圧管理に取り組めます。
3. 高血圧の合併症予防に効果的
生活習慣を継続的に改善することで、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの合併症リスクを大幅に軽減できます。
CureApp HTはこんな方におすすめ
- 健康診断で血圧が高いと言われた方
- 生活習慣を見直したいが、どこから始めればいいかわからない方
- 高血圧治療を受けているが、もっと積極的に血圧コントロールをしたい方
きだ内科クリニックでCureApp HTを始めるメリット
1. 専門医によるサポート
当院では、高血圧治療の専門医がCureApp HTを活用した治療を行います。患者様一人ひとりに最適なプランを提案し、アプリの使い方や治療の進め方を丁寧にサポートします。
2. アプリと連携した最新の治療法
CureApp HTを通じて得られたデータを活用し、従来の診察では気づきにくかった日常の課題を解消します。家庭での血圧測定結果や生活習慣データをもとに、より精密な治療計画を立てることが可能です。
3. 挫折しにくい治療環境
アプリの活用で患者様のモチベーションを高め、生活習慣改善が無理なく続けられる環境を提供します。
高血圧治療は未来への投資です
高血圧を放置すると、心筋梗塞や脳卒中、腎不全などのリスクが高まります。しかし、適切な治療を早期に始めることで、健康的な生活を長く維持することができます。CureApp HTを活用した治療で、生活習慣を改善し、未来の健康を守りましょう。
きだ内科クリニックの高血圧診療の特徴 - 健康を支える確かなサポート
高血圧は自覚症状が少なく、放置すると心筋梗塞や脳卒中など重大な疾患を引き起こす危険性があります。だからこそ、信頼できる専門医の診療が重要です。きだ内科クリニックでは、高血圧の早期発見と適切な治療を通じて、患者様の健康を全力でサポートします。
1. 患者様に寄り添った丁寧な診療
私たちは、患者様一人ひとりの生活環境や健康状態をしっかりと把握し、個別に最適な治療プランをご提案します。
- 話を伺います
診察では、患者様の不安や悩みに耳を傾け、治療方針を納得いただけるまで丁寧にご説明します。「なぜ治療が必要なのか」「どんなリスクがあるのか」を分かりやすくお伝えすることで、安心して治療を進めていただけます。 - ライフスタイルに合わせた治療
お仕事や家事など、患者様のライフスタイルに合った治療計画を立てることで、無理なく続けられる治療を目指します。
2. 最新の診断機器と治療ガイドラインに基づく診療
当院では、日本高血圧学会の最新治療ガイドラインに準拠した治療を行っています。
- 精密で正確な診断
最新の診断機器を導入し、血圧測定だけでなく、心電図、血液検査、尿検査などを通じて患者様の健康状態を詳しく評価します。必要に応じて、動脈硬化や腎機能のチェックも行い、合併症の早期発見に努めます。 - 個々の状態に応じた治療法
高血圧のタイプや重症度に応じて、生活習慣の改善から薬物療法まで、最適な治療法を提案します。特に降圧薬の選択では、副作用や合併症のリスクを考慮しながら、安全かつ効果的な治療を実施します。
3. 生活習慣改善のアドバイスとサポート
高血圧の治療は、生活習慣の見直しが重要な柱となります。当院では、患者様が無理なく取り組めるように、具体的で実践しやすいアドバイスを行っています。
減塩や食生活の指導
- 塩分を控えながらも美味しく楽しめる食事の工夫をご提案。
- 必要に応じて栄養士と連携し、患者様の生活に合った食事プランを作成します。
運動習慣のサポート
- 簡単に始められるウォーキングやストレッチなど、患者様の体力やライフスタイルに合わせた運動をご提案。
- 運動が難しい方には、生活の中でできるちょっとした工夫もお伝えします。
禁煙・節酒の支援
- 高血圧治療において欠かせない禁煙や節酒の取り組みを、心理的サポートも含めて支援します。
4. 当院ならではの安心ポイント
- 患者様とともに治療を進める姿勢
患者様の不安に寄り添い、共に健康を守るパートナーとしてサポートします。 - 家庭血圧の重要性を重視
家庭での血圧測定を活用し、診察室だけではわからない血圧の変動も把握します。必要に応じて血圧手帳をお渡しし、次回診察時に詳しく分析します。 - 地域密着型のクリニック
地域の皆さまの健康を守るクリニックとして、患者様に信頼される診療を目指しています。
高血圧治療をお考えの方へ
「健康診断で血圧が高いと言われた」「家族に高血圧の人がいて心配」など、少しでも気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
きだ内科クリニックは、患者様の健康を守るための確かな診療をご提供します。
ご予約方法
(1)電話予約
受付時間内にお電話いただくことで、診療のご予約が可能です。
診療時間や混雑状況に応じて、最適な日時をご案内いたします。
📞 電話番号:0238-22-1501または050-1807-2072
受付時間:平日 9:00~17:30(土曜 9:00~12:30)
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内容確認後、担当者より折り返しご連絡いたします。
(2)オンライン予約
当院のホームページから24時間いつでも簡単にご予約が可能です。
パソコンやスマートフォンでご利用いただけます。初めての方も再診の方もご利用ください。
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3. 診療受付時間
曜日 |
午前診療 |
午後診療 |
月~金曜日 |
8:30~13:00 |
14:30~18:00 |
水・土曜日 |
8:30~13:00 |
午後休診 |
日曜・祝日 |
休診 |
4. 初診の方へ
- 持ち物:保険証、お薬手帳(お持ちの方)、各種医療証をご持参ください。
- 到着時間:初診の場合、問診票記入のため予約時間の15分前にご来院ください。
5. キャンセル・変更について
予約のキャンセルや変更をご希望の場合は、できるだけ早めにご連絡ください。
他の患者様へのスムーズな診療のため、ご協力をお願いいたします。
きだ内科クリニックでは、患者様に寄り添った丁寧な診療を心がけています。お問い合わせやご予約に関してご不明点がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
高血圧に関するよくある質問 - きだ内科クリニックがお答えします
高血圧は自覚症状がほとんどないため、多くの方が「治療が本当に必要なのか」と疑問を感じることがあります。当院では、患者様一人ひとりの疑問や不安に寄り添い、丁寧にお答えしています。以下によくある質問とその回答をご紹介します。
Q1. 血圧が少し高いだけでも治療が必要ですか?
A. 血圧が少し高い状態でも、将来的なリスクを考えると治療や生活改善が必要です。
血圧が140/90mmHgを超える場合、**「高血圧」**と診断されます。たとえ軽度であっても、放置すると心筋梗塞や脳卒中、腎不全といった深刻な病気のリスクが高まります。
- 140/90mmHg未満でも注意が必要
高血圧に満たない値(例えば130/85mmHg)でも、**「正常高値血圧」**と呼ばれ、将来の高血圧や動脈硬化のリスクが指摘されています。
早めの治療と生活習慣の見直しが、将来の健康を守る鍵となります。当院では、患者様の状況に合わせた最適なアドバイスを行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
Q2. 降圧薬は一生飲み続ける必要がありますか?
A. 降圧薬の服用期間は、患者様の状態や生活改善の成果によって異なります。
降圧薬は、血圧を安定させるために非常に効果的です。しかし、生活習慣を改善することで、薬の量を減らしたり、最終的に薬が不要になるケースもあります。
- 生活改善が鍵
- 減塩や適度な運動、体重管理を続けることで、血圧が安定する場合があります。
- 個人差が大きい
- 年齢や合併症の有無によっても、降圧薬が必要な期間は異なります。
重要なのは、自己判断で薬を中断しないことです。 定期的に医師と相談しながら、治療方針を調整していきましょう。当院では、患者様の希望に応じて、生活習慣改善をサポートしながら治療を進めています。
Q3. 血圧が正常になれば薬をやめられますか?
A. 血圧が正常になっても、医師の判断なしに薬を中止するのは危険です。
降圧薬によって血圧が安定している場合、薬をやめると再び血圧が上がる可能性があります。また、正常血圧を維持していることが、心血管リスクを減らす上で重要です。
- 血圧が下がった理由を考慮
- 降圧薬の効果か、生活改善の成果かを慎重に見極めます。
- 医師と相談が必須
- 治療経過を医師と共有しながら、薬を減らせるかどうかを判断します。
目標血圧を達成しても、継続的なフォローが必要です。 当院では、治療の見直しや薬の減量を含め、患者様に最適な診療を提供しています。
きだ内科クリニックのサポート体制
当院では、患者様が抱える疑問や不安に寄り添いながら、高血圧治療を進めていきます。
- 生活習慣改善の提案
管理栄養士や専門スタッフによるアドバイスを提供します。 - 継続的なフォロー
家庭血圧の測定方法や治療計画の見直しを定期的に行います。 - 最新の治療ガイドラインを遵守
科学的根拠に基づいた安全で効果的な治療を実施します。
高血圧でお悩みの方へ
「少し血圧が高いけれど病院に行くべきか悩んでいる」「薬を減らしたい」という方は、ぜひお気軽にきだ内科クリニックにご相談ください。
患者様一人ひとりの状態に合わせた治療とサポートで、健康的な生活をお手伝いします。