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【医師監修】GLP-1メディカルダイエット後のリバウンドを防ぐ方法|薬のやめ方と体重維持のポイント

[2025.08.04]

 

【医師監修】GLP-1治療後にリバウンドしないために|薬のやめ方と体重維持のコツ

GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)を使ったダイエットは、肥満治療において大きな成果を上げています。しかし、治療終了後にリバウンドしてしまう方も少なくありません。GLP-1は薬の効果で食欲が抑えられているため、終了後の体の変化にきちんと対応しないと、元の体重に戻りやすい状態になるのです。

この記事では、GLP-1ダイエット後のリバウンドを予防するための正しい薬のやめ方(減薬方法)と、体重維持に必要な生活習慣の整え方を詳しく解説します。


🔍 GLP-1治療後にリバウンドが起こりやすい理由

GLP-1製剤を終了した後、以下のような変化がリバウンドの原因となります:

  • 薬の食欲抑制効果が消える
    → 急激に空腹感が戻り、食欲が爆発的に強くなる

  • 体の「省エネモード」移行
    → 減量で基礎代謝が下がっている状態で食事量が戻ると太りやすい

  • ホルモンバランスの変化
    → 満腹ホルモン(レプチン)の低下・空腹ホルモン(グレリン)の上昇

  • 筋肉量の減少による代謝低下
    → GLP-1だけで減量した場合、筋肉も落ちていることが多い

  • 生活習慣が改善されていない
    → 食事や運動の習慣が変わらなければ、元の体に戻るのは自然なことです


✅ GLP-1をやめるときの正しいステップ【タペリング法】

GLP-1製剤は、**医師の指導のもとで段階的に減らしていく(タペリング)**ことが大切です。

  • 自己判断での中止は避ける
    → 急な中止は強い食欲やリバウンドを招く危険性があります

  • 用量を少しずつ減らす
    → 例:週1製剤の場合 → 通常量 → 半量 → 2週おき → 終了

  • 治療期間は最低3ヶ月以上、推奨は6〜12ヶ月
    → 体と脳が「痩せた状態」に慣れるには一定の時間が必要です

  • GLP-1終了前から、生活習慣を整えておくことがカギ
    → 筋肉量・代謝・食事の質を高めた状態で薬をやめましょう


🥗 リバウンドを防ぐ生活習慣の整え方

1. 高タンパク質・低GIの食事にシフト

  • 毎食20g以上のたんぱく質(魚・卵・大豆製品など)

  • 白米やパンからオートミール・さつまいもなどへ置き換え

  • 発酵食品・食物繊維で腸内環境も改善

2. 筋肉を増やして代謝を上げる

  • 週2〜3回の筋トレ(特に下半身と体幹)

  • 有酸素運動も週150分以上が目安

3. 睡眠とストレスのコントロール

  • 1日7〜8時間の質の高い睡眠

  • コルチゾール対策として、ストレッチや入浴、趣味でリラックス

4. 体重・食事・運動を“見える化”

  • 毎日の体重記録、アプリでの食事管理(例:あすけん、MyFitnessPal)

  • 増加傾向に気づいたら即修正がポイント


🏥 医療機関でのサポートがリバウンドを防ぐ鍵

GLP-1終了後は、「ここからが本番」と言えます。
自己流で薬をやめたり、生活を元に戻したりすると、せっかくの努力が水の泡になりかねません。

きだ内科クリニックでは、GLP-1治療後のリバウンドを防ぐために、

  • ✅ 段階的な薬の中止スケジュール(タペリング)

  • ✅ 食事・運動・睡眠の見直しサポート

  • ✅ 定期的な体組成測定・行動記録指導

  • ✅ 看護師や管理栄養士による個別サポート

など、あなたの「減量のその後」を支える体制を整えています。


✨まとめ|GLP-1の「やめ方」でダイエットの成功が決まる

GLP-1は「減らす」ための強力なサポーターですが、体重を「維持する」ためには“やめ方”と“習慣作り”がもっと重要です。
薬をやめたその先こそが、本当のスタートです。

将来の自分のために、「戻らない体」を今から一緒に作っていきましょう。

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