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【医師解説】糖尿病なのに痩せない?原因と見直すべき生活習慣とは

[2025.05.05]

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【医師解説】糖尿病なのに痩せない?原因と見直すべき生活習慣とは

「糖尿病と診断されてから、食事に気をつけているのに全然痩せない…」
「薬を飲んでいるのに体重が減らず、逆に太ってきた気がする…」

そんなお悩みを抱えていませんか?

糖尿病は「痩せる病気」というイメージを持たれがちですが、実は“痩せにくくなる糖尿病”も存在します。
この記事では、糖尿病なのに痩せない原因と、今すぐ見直したい生活習慣のポイントについて、内科専門医がわかりやすく解説します。


糖尿病=痩せる病気、は誤解?

糖尿病には「急激に体重が減る」イメージがありますが、それは未治療で血糖値が極端に高くなった場合の話です。

食事制限をしていても痩せない、むしろ太ってしまう人は以下のような原因が考えられます。


痩せない原因①:インスリン抵抗性が高い

糖尿病(特に2型)では、**体がインスリンをうまく使えない“インスリン抵抗性”**の状態にあります。

その結果…

  • 血糖が細胞に取り込まれにくくなる

  • インスリンが過剰に分泌され、脂肪を蓄えやすくなる

  • 結果として「太りやすく、痩せにくい体質」になる


痩せない原因②:カロリーは減っても糖質が多い食事

「糖尿病食=カロリー制限」だと思い込んでいませんか?

実際には、“糖質過多”な食生活が続いていることが、体重が減らない大きな原因です。

  • 例)低カロリーだが白ご飯中心/甘い飲料をやめていない

  • 脂質を避けすぎると、満足感が得られず間食に走ることも

👉 “糖質の質と量”をコントロールすることが重要です。


痩せない原因③:運動不足と筋肉量の低下

  • 運動不足で基礎代謝が低下

  • 高齢になると筋肉量が減り、脂肪が増えやすくなる

  • 薬の副作用で動きにくくなっている方も

💡特にウォーキングや軽い筋トレなど、「無理のない運動習慣」が大切です。


痩せない原因④:服薬の影響

一部の糖尿病治療薬には、体重増加の副作用を持つものがあります(例:インスリン製剤、スルホニル尿素系など)。

🔍 薬の種類や量によっては、体重コントロールに影響するケースもあるため、主治医との相談が重要です。


どうすればいい?痩せにくい糖尿病の対策

✅ 食事の見直し

  • 糖質中心ではなく「たんぱく質・野菜・脂質のバランス」を意識

  • 「低カロリー=痩せる」ではなく「血糖値を安定させる食べ方」を優先

✅ 運動を習慣化

  • 週3回以上のウォーキング、軽い筋トレから

  • 家事や買い物も“動く”機会として活用

✅ 医師と相談しながら薬の調整・再評価

  • 体重増加傾向がある場合は、薬の見直しで改善することも


【まとめ】「痩せないからダメ」と思わず、体の変化を正しく理解しよう

糖尿病で痩せにくいのは、あなたの努力が足りないからではありません。
体の状態、ホルモンの働き、筋肉量、服薬などさまざまな要因が関係しています。

だからこそ、ひとりで悩まず、医師と一緒に“痩せやすい体”へと導くことが大切です。


米沢市で糖尿病と体重管理の相談なら|きだ内科クリニックへ

きだ内科クリニックでは、糖尿病治療だけでなく、

  • 血糖コントロールと体重管理の両立

  • 栄養バランスの見直し

  • 薬の副作用評価と調整

  • CGM(持続血糖測定)によるモニタリング

などを含めた総合的なサポートを行っています。

🔹 頑張っているのに痩せない
🔹 食事も薬も見直したい
🔹 一度きちんと相談してみたい

という方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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