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新しい睡眠薬「クービビック®」の特徴と使い方|不眠症に悩む方へ

[2025.06.22]

【最新の不眠症治療薬】クービビック®とは?|自然な眠りをサポートする新しい睡眠薬

「夜なかなか眠れない」「途中で何度も目が覚めてしまう」――
そんな不眠の悩みに、新しい選択肢が登場しました。2024年12月に日本で発売された新しい睡眠薬**「クービビック®」は、“自然な眠り”をサポートする新しいタイプの不眠治療薬**です。

この記事では、クービビック®の特徴や効果、副作用、他の睡眠薬との違いなどを、医師監修のもとわかりやすく解説します。


クービビック®とは?

クービビック®(一般名:ダリドレキサント)は、2024年に新発売された不眠症治療薬で、脳内の覚醒をコントロールする「オレキシン」という物質の働きを抑えることで、自然な眠りへの移行を助けるお薬です。

従来の睡眠薬と異なり、脳全体を無理に鎮めるのではなく、必要なところだけに優しく作用します。


クービビック®の特長

特徴 内容
分類 オレキシン受容体拮抗薬(DORA)
効果 入眠しやすくなり、夜中や早朝の目覚めも減らす
眠りの質 自然に近い眠りを促すため、翌朝スッキリ感が得られることも
依存性 従来の薬に比べて非常に低く、長期使用も安心しやすい
副作用 日中の眠気、頭痛、めまいなどがまれにありますが、頻度は少なめ
半減期 約6.6~8時間で、翌朝への影響も比較的少ない

こんな不眠症状におすすめ

✅ 寝つきが悪い(入眠困難)
✅ 夜中に何度も目が覚める(中途覚醒)
✅ 朝早く目が覚めてしまう(早朝覚醒)
✅ 熟睡できた感じがしない(熟眠障害)


クービビック®と他の睡眠薬の違い

🔹従来薬(マイスリー®など)との違い

項目 クービビック® マイスリー®
作用の仕方 覚醒物質オレキシンを抑える 脳全体を鎮静させる
自然な眠り ◎ 自然に近い眠気を誘導 △ 鎮静作用による強制的な眠気
依存性 ほとんどなし 長期使用で依存のリスクあり
服用のしやすさ 寝る直前に1錠でOK 効果の持続は短め、頓用向き

クービビック®の服用方法

  • 通常、**寝る直前に1錠(25mgまたは50mg)**を服用します。

  • 高齢者や副作用が心配な方には、25mgからの開始が推奨されます。

  • 食後すぐに飲むと吸収が遅れるため、空腹時がおすすめです。


副作用・注意点

主な副作用(まれに起こることがあります)

  • 日中の眠気

  • 頭痛・めまい・倦怠感

  • 悪夢や入眠時の幻覚(※頻度は少なめ)

注意すべき方

  • 肝機能に問題がある方

  • 他の薬を多く服用している方(薬の相互作用に注意)

  • 妊娠・授乳中の方、小児は原則使用不可

🚫アルコールとの併用や、服用後の車の運転は禁止です。


デエビゴ®・ベルソムラ®との違い

比較項目 クービビック® デエビゴ® ベルソムラ®
半減期 約6.6~8時間 約47時間 約10時間
翌朝の眠気 少なめ やや残る場合あり 中程度
副作用 少なめ 比較的多め 中程度
特徴 入眠から中途覚醒まで対応、自然な眠り 長時間作用で早朝覚醒にも強い 効果マイルドだが持続性あり

よくある質問

Q. クービビック®は毎日飲まないといけませんか?

👉 医師の指示に従って服用してください。頓服ではなく、毎晩継続して服用することで効果が安定します

Q. 他の睡眠薬と併用できますか?

👉 原則として他の睡眠薬(特にDORA同士)は併用できません。必ず医師に相談しましょう。


まとめ|不眠に悩むあなたへ

クービビック®は、「無理やり眠らせる」のではなく、“自然な眠気”を引き出す新しい睡眠薬です。
依存や副作用の心配が少なく、翌朝もスッキリ目覚めたい方におすすめです。

不眠症は放置せず、まずは医師へご相談ください。
あなたに合った最適な治療法を一緒に見つけていきましょう。

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