メニュー

マンジャロ(チルゼパチド)自己注射の方法と注意点

[2025.05.19]

【きだ内科クリニック】

マンジャロ(チルゼパチド)自己注射の方法と注意点

~ご自宅で安全に注射するために~


💉マンジャロとは?

  • 「GLP-1+GIP」ホルモンの働きで食欲を抑え、体重を減らす注射薬です。

  • ご自宅で週1回、**ご自身で皮下注射(自己注射)**します。

  • 針は内蔵されており、針が見えず、自動で注射されるペン型タイプです。


✅ 使用スケジュール

  • 週1回、決まった曜日に注射してください。

  • 例:毎週●曜日の朝/夕方 など、自分で決めて習慣化を。

  • 1回打ち忘れても、次回分をすぐに打たず、予定通りのスケジュールに戻してください。


✅ 保管方法

  • 冷蔵庫(2〜8℃)で保管してください。

  • 使用前は30分ほど室温に出してから使うと注射時の痛みを軽減できます。

  • 凍結・直射日光・高温を避けてください。


✅ 注射できる部位(皮下注射)

  • お腹(へそから指2本以上離す)

  • 太ももの前面

  • 上腕の外側(介助が必要なため、原則推奨しません)

※同じ場所ばかりに打たず、毎回注射部位を少しずらすようにしましょう。


✅ 注射の手順(初回指導後はご自宅で)

  1. 注射器を冷蔵庫から出し、室温に戻す(約30分)

  2. 使用期限と液体の状態(無色透明)を確認

  3. キャップを外し、注射部位をアルコール綿で消毒

  4. 注射器の先端を皮膚に直角に押し当て、「カチッ」と音が鳴るまでしっかり押す

  5. 音が鳴ったら、そのままゆっくり10秒数えてから離す

  6. 注射器の針は自動で収納されます(針は見えません)

  7. 必要に応じて絆創膏などで処置し終了です。


✅ 使用済み注射器の廃棄について

  • 針が収納されていても、医療用廃棄物としての取り扱いが望ましいです。

  • 使用済みの注射器は次回来院時に当院で回収いたします。

  • ご家庭では一般ゴミとしての廃棄は避けてください(自治体により規制あり)。

  • 専用回収容器をご希望の方は受付にお申し出ください。


✅ 副作用と注意点

よくある副作用 対応例・注意点
吐き気・胃もたれ 初期に多い/無理して食べず、数日で改善することが多い
便秘・下痢 水分・食物繊維を多めに/整腸剤併用可(医師に相談)
倦怠感・だるさ 続く場合は無理せず受診を/低血糖の心配は少ないが注意
注射部位の赤み 一過性なら問題なし/痛みが強い・腫れる場合は相談を

✅ よくあるご質問(Q&A)

Q. 注射は痛くないですか?
→ 針が非常に細く、見えない構造なので、多くの方が「ほとんど痛くない」と感じています。

Q. 注射後に薬が漏れることがありますが大丈夫ですか?
→ ごく少量の液漏れは問題ありません。再注射はせず、次回予定日に打ってください。

Q. 副作用が強い時はどうしたらいい?
→ 我慢せず、当院にご連絡ください。量の調整や一時中止を医師が判断します。


☎ ご不明な点・不安なことがあれば

📞 きだ内科クリニック(TEL:0238-22-1501 伝言対応)
📩 または【シンクヘルスアプリ】でも対応いたします


✳️この用紙は、ご自宅での注射時に手元に置いておくと安心です。

初回の注射は、看護師と一緒に行いながら練習できます。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME

chatsimple