「なんとなく不調の原因は“隠れビタミンB不足”?栄養から根本改善」
【きだ内科クリニック監修】
「なんとなく不調」はビタミンB不足かも?
〜オーソモレキュラー(分子栄養学)で見直す、ビタミンB群の重要性〜
■ 現代人に不足しがちな“ビタミンB群”とは?
ビタミンB群とは、8種類の水溶性ビタミンの総称であり、身体のあらゆる代謝に関わる非常に重要な栄養素です。
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B1(チアミン)
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B2(リボフラビン)
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B3(ナイアシン)
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B5(パントテン酸)
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B6(ピリドキシン)
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B7(ビオチン)
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B9(葉酸)
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B12(コバラミン)
オーソモレキュラー栄養療法では、これらのビタミンB群が細胞レベルでのエネルギー生産や神経伝達、解毒、ホルモンバランス調整に欠かせないことから、非常に重視されています。
■ ビタミンB群が不足するとどうなる?
ビタミンB群はストレスやアルコール、精製食品、薬剤によって簡単に消耗されます。不足すると、次のような不調が現れやすくなります:
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疲れやすい・朝起きられない
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やる気が出ない・うつっぽい
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頭痛・めまい・集中力の低下
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肩こりや腰痛が取れない
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肌荒れ・口内炎・髪のパサつき
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手足のしびれ
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不眠や不安感
これらの症状は「年齢のせい」「気のせい」と見過ごされがちですが、実はビタミンB群の欠乏が根本原因になっていることも多いのです。
以下に、ビタミンB群を多く含む代表的な食材一覧を種類別にまとめました。患者さんへの指導やブログ掲載にも使いやすいよう、シンプルかつ実用的な内容にしています。
🍽 ビタミンB群が豊富な食材一覧(種類別)
■ B1(チアミン)
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豚肉(特にヒレ、ロース)
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玄米・雑穀米
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大豆製品(納豆・豆腐)
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ごま
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うなぎ
■ B2(リボフラビン)
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レバー(鶏・豚)
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牛乳・ヨーグルト
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卵
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納豆
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しめじ・まいたけ
■ B3(ナイアシン)
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まぐろ・かつお
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鶏むね肉
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レバー
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ピーナッツ
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干ししいたけ
■ B5(パントテン酸)
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レバー類(牛・豚・鶏)
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卵黄
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アボカド
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さけ
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きのこ類(しいたけ・えのき)
■ B6(ピリドキシン)
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鮭・さんま・マグロ
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鶏ささみ・鶏むね肉
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バナナ
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玄米
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にんにく
■ B7(ビオチン)
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卵黄(※白身と一緒に摂取しすぎると吸収阻害)
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ナッツ類(アーモンド・くるみ)
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レバー
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大豆製品
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いわし
■ B9(葉酸)
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モロヘイヤ・ほうれん草
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枝豆・そら豆
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レバー
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アボカド
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ブロッコリー
■ B12(コバラミン)
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あさり・しじみ・牡蠣
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牛レバー・豚レバー
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サバ・さんま・いわし
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卵
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チーズ
✅ 食事のポイント
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加工・精製されていない自然な食品を選ぶことが大切
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複数のビタミンB群をバランスよく摂取するのが理想
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ストレスが強い方、アルコールや糖質が多い方は特に意識を!
■ きだ内科クリニックのアプローチ
きだ内科クリニックでは、以下のようなオーソモレキュラー的アプローチでビタミンB群の不足を評価・サポートしています:
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栄養解析(血液検査)により、隠れたビタミンB群不足を可視化
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カフェインや糖質過多による消耗の見直しと生活指導
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食事からの摂取サポート(レバー、納豆、卵、緑黄色野菜など)
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個別に合わせた高吸収型のビタミンBサプリメント(活性型)を処方
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精神的な不調やPMS、慢性疲労などとの関連を総合的にケア
■ 特に注目したい「ビタミンB6」「葉酸」「B12」の働き
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B6:セロトニンやGABAといった「幸せホルモン」の生成に必要
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葉酸・B12:DNA合成や赤血球の生成、メチレーション(解毒や精神安定)に深く関与
この3つは特にメンタル面の不調や貧血、婦人科系の不調と関連が深く、当院でも重点的に評価しています。
■ まとめ:あなたの不調、ビタミンB不足かもしれません
薬では解決しない不調が続くとき、「栄養状態」から見直すことが根本的な改善への第一歩です。
きだ内科クリニックでは、オーソモレキュラー栄養療法を通じて、「隠れ栄養不足」にアプローチし、体質改善をめざします。ビタミンB群の適切な補給は、エネルギーあふれる毎日と心の安定を取り戻す鍵になるかもしれません。
▶ こんな方は一度ご相談ください
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疲れやすく元気が出ない
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気分の浮き沈みが激しい
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サプリを摂っても効果を感じない
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貧血やPMSで悩んでいる
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健康診断は異常なしなのに不調が続く
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