健診で「貧血」と言われた方へ|原因は胃や大腸の病気かもしれません
健診で「貧血」と言われた方へ|胃・大腸に原因があることも
「貧血=鉄分不足」だけじゃないこと、ご存じですか?
健康診断で「貧血の疑いがあります」と指摘される方が年々増えています。
「鉄分が足りないだけでしょ」と軽く考えていませんか?
実は、鉄欠乏性貧血の背景に“消化管の病気”が隠れていることが少なくありません。
特に40代以降の方は、胃や大腸の病気による“隠れ出血”が原因となっているケースもあるため、注意が必要です。
こんな症状、ありませんか?
-
最近なんだか疲れやすい
-
めまいや立ちくらみが気になる
-
階段の上り下りで息切れしやすくなった
-
顔色が悪いと言われた
-
健康診断で「ヘモグロビン値が低い」と言われた
これらの症状がある場合、貧血が進んでいる可能性があります。
症状がなくても、検査で貧血が指摘されたら一度、原因を詳しく調べることが大切です。
胃や大腸に潜む「貧血の原因」とは?
鉄欠乏性貧血の多くは、体内での出血が長期間続いていることで起こります。
出血といっても、目に見えるとは限りません。消化管内で少しずつ出血が起きていても、便に血が混じらないこともあります。
▼隠れた原因として多い病気
-
胃潰瘍・胃がん
-
大腸ポリープ・大腸がん
-
痔・小腸出血
-
ピロリ菌感染による慢性胃炎
特に中高年層では、胃カメラや大腸カメラによる精密検査が早期発見のカギとなります。
「鉄剤を飲んで様子見」でいいの?
市販の鉄剤やサプリメントで一時的に数値が改善しても、根本の原因が治っていなければ再発を繰り返す可能性があります。
当院では、以下のようなステップで貧血の原因を丁寧に評価・検査いたします。
きだ内科クリニックでの貧血評価の流れ:
-
血液検査で貧血のタイプや重症度を判定
-
便潜血検査や腹部エコーなどで出血の有無を確認
-
必要に応じて、胃カメラ・大腸カメラで精密検査
-
検査結果に応じた治療・食事指導・経過観察
当院の特徴|内視鏡・エコー検査を活かした貧血診療
きだ内科クリニック(山形県米沢市)では、消化器内科としての専門性を活かし、
「なぜ貧血になったのか?」を明らかにし、再発を防ぐ診療を大切にしています。
-
苦痛の少ない胃カメラ・大腸カメラ(鎮静あり・経鼻内視鏡対応)
-
女性や初めての方も安心の検査体制
-
エコーや採血などを組み合わせた迅速な検査判断
-
地域密着のかかりつけ医として、生活習慣までサポート
健診で「貧血」と言われたら、まずは原因を知ることから
「とりあえず鉄分をとって様子を見よう」と放置してしまう前に、
一度、専門的な検査で貧血の原因を調べてみませんか?
将来の大きな病気を防ぐためにも、“今”の受診が大切です。
症状がなくても、気になる方はぜひお気軽にご相談ください。
🏥ご予約・ご相談はこちら
きだ内科クリニックでは、ネット予約・LINE予約・電話予約に対応しています。
健診後の再検査も安心してお任せください。
執筆・監修:山形県米沢市 きだ内科クリニック 院長 木田 雅文
(医学博士/日本消化器病学会 消化器病専門医/日本消化器内視鏡学会 専門医)
