【医師監修】リベルサスとマンジャロ (ゼップバウンド) を徹底比較|効果・副作用・費用・選び方をわかりやすく解説(自由診療)
【医師監修】リベルサスとマンジャロ(ゼップバウンド)を徹底比較|効果・副作用・費用・選び方をわかりやすく解説(自由診療)
話題のGLP-1薬、どっちを選ぶ?
今、注目を集めている医療ダイエット治療薬「リベルサス(セマグルチド)」と「マンジャロ(チルゼパチド)」。どちらも2型糖尿病治療薬として承認されていますが、その優れた体重減少効果から、自由診療によるメディカルダイエットとしても注目されています。
この記事では、両薬剤の違い・効果・副作用・費用・選び方まで、医師監修のもと、わかりやすく比較していきます。
リベルサスとマンジャロの違いとは?
項目 | リベルサス | マンジャロ |
---|---|---|
投与方法 | 毎日1回の経口薬(飲み薬) | 週1回の皮下注射 |
作用 | GLP-1単独作用 | GIP + GLP-1 デュアル作用 |
開始用量 | 3mg から開始 | 2.5mg から開始 |
最大用量 | 14mg | 15mg |
使用対象 | 2型糖尿病(適応外で肥満にも) | 2型糖尿病(肥満には適応外) |
自由診療対象 | 肥満治療としてはすべて自由診療 | 肥満治療目的では自由診療 |
ダイエット効果の比較
▶ 臨床試験データ(体重減少)
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マンジャロ(15mg):平均 -9.5kg(72週間)
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オゼンピック(注射型セマグルチド1mg):平均 -4.4kg
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リベルサス(14mg):平均 -2.6kg
マンジャロはデュアルホルモン作用により、より強力な体重減少効果が期待されるとされています。
副作用の違いと注意点
共通の副作用(GLP-1系共通)
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吐き気・嘔吐・下痢・便秘・腹痛・食欲不振
重篤な副作用(まれ)
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膵炎、胆石症、腸閉塞
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低血糖(特に他の糖尿病薬との併用時)
副作用は特に初期や増量時に出やすい傾向があります。
投与方法とライフスタイルへの影響
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リベルサスは毎日服用する必要がありますが、注射が不要という点がメリット。
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マンジャロは週1回の自己注射で済むため、服薬の手間が少なく済みます。
注射への抵抗感や日々の服用習慣など、ライフスタイルに応じて選択することが重要です。
治療費の目安(自由診療)
リベルサス(飲み薬)
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3mg 30錠:4,510円(税込)
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7mg 30錠:14,080円(税込)
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14mg 30錠:17,710円(税込)
マンジャロ(注射薬)※直接来院の場合のみ
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2.5mg 1本:23,100円(税込)
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5.0mg 1本:41,800円(税込) ※7.5mg以上は2023年10月時点で流通制限の可能性あり
その他費用例
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診察料:1,100円(税込)
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郵送料(飲み薬):1,100円(税込)
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郵送料(注射薬・クール便):2,200円(税込)
※オンラインクリニックによっては診察・送料込みのプランも存在します。
どちらを選ぶべき?こんな方におすすめ
タイプ | リベルサスがおすすめ | マンジャロがおすすめ |
注射が苦手 | ◎ | △(注射必須) |
強い体重減少を期待したい | △(穏やかな効果) | ◎(強力な体重減少) |
毎日の服用が苦でない | ◎ | △(週1でOK) |
費用を少しでも抑えたい | ◎ | △(高用量になると高額) |
注意すべきポイント
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どちらも**肥満目的では保険適用外(自由診療)**です。
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副作用が出た場合、重篤なものは公的な副作用救済制度の対象外となることがあります。
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両剤は併用できません。
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使用中止後は食欲が戻り、リバウンドリスクもあるため、生活習慣改善と並行が必須です。
まとめ|リベルサスとマンジャロの選び方は「あなた次第」
どちらも体重減少と血糖値改善が期待できる薬剤ですが、効果の強さ、投与のしやすさ、費用、副作用の出やすさなどが異なります。
重要なのは、ご自身の希望や生活習慣に合った薬剤を、医師としっかり相談して選ぶこと。
当院(きだ内科クリニック)では、
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最新のGLP-1/GIP製剤に関する情報提供
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ライフスタイルに合わせた治療提案
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定期的なフォローアップ
を行い、安心・安全なメディカルダイエットをサポートしています。お気軽にご相談ください。