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夏に増える病気一覧|熱中症だけじゃない!感染症・脱水・皮膚トラブルも徹底解説

[2025.07.23]

 

【医師監修】熱中症だけじゃない!夏に増える病気と体調不良とは?|感染症・脱水・皮膚トラブルまで徹底解説

「夏=熱中症」だけだと思っていませんか?
実は夏は、高温多湿・虫の活動・冷房の効きすぎ・水分不足など、さまざまな要因で多くの病気や不調が起こりやすい季節です。

この記事では、夏に注意したい感染症・内臓の不調・皮膚トラブル・心血管疾患などを医師の視点から詳しく解説します。


🔶 夏に注意すべき病気【感染症編】

1. デング熱・マラリアなどの【蚊媒介感染症】

海外渡航で感染リスクが高まる熱帯病。発熱・頭痛・関節痛・発疹などの症状が特徴です。渡航前の情報確認と予防対策が必須

2. SFTS・つつが虫病などの【ダニ媒介感染症】

日本国内でも報告増加。高熱・倦怠感・食欲不振などが数日で出現し、重症化も。野外レジャーでは長袖・長ズボン・肌の露出対策を徹底

3. 手足口病・ヘルパンギーナ・プール熱などの【夏風邪】

子どもに多いが、大人でも重症化のリスクあり。口内の発疹や高熱、喉の痛みなど。手洗い・換気などの基本的対策が有効

4. 食中毒(細菌性胃腸炎)

梅雨〜夏は食中毒のピーク。O-157、サルモネラ菌、カンピロバクターなどが原因。「つけない・ふやさない・やっつける」食品衛生管理が重要

5. RSウイルス感染症

乳児・高齢者は特に重症化リスクが高い。夏に流行する年もあり、注意が必要。

6. レジオネラ症

温泉や加湿器の汚染水から感染。高熱や呼吸苦が現れ、重症化すれば肺炎や多臓器障害に。

7. エキノコックス症

北海道では野生動物由来の感染リスクも。川の水は直接飲まない、動物の糞に注意。


🔷 夏に起こりやすい体調不良・内臓系トラブル

1. 脱水症・隠れ脱水

高齢者や子どもは特に注意が必要。のどの渇きを感じなくても水分補給を。足がつる・だるさ・頭痛も脱水サイン。

2. クーラー病(冷房病)

冷えすぎによる自律神経の乱れで、頭痛・肩こり・食欲不振・便秘・下痢など多彩な症状に。温度差と冷風の直撃に注意。

3. 脳梗塞・心筋梗塞

汗で水分を失うことで血液がドロドロに。脱水は脳・心臓の大敵。高齢者や高血圧のある方は特に注意が必要。

4. 夏バテ

食欲低下・倦怠感・胃腸虚弱などが重なり、体力も免疫も低下します。ビタミン・ミネラル補給と十分な休養がカギ。

5. 尿路感染症・膀胱炎

汗をかくことで尿量が減少し、膀胱内で細菌が繁殖しやすくなります。水分をしっかりとることが最大の予防策


🌞 夏に悪化しやすい皮膚トラブル

  • とびひ・水虫・毛のう炎:汗や湿度による菌の繁殖が原因。かき壊しに注意。

  • 日焼け・光線過敏症・あせも:紫外線と汗による刺激で皮膚が炎症に。

  • アトピーの悪化:汗によるかゆみ・バリア機能の低下。

  • ヘルペスの再発:紫外線やストレスで発症しやすくなります。


🏠 家の中にも潜む危険:夏型過敏性肺炎

カビによるアレルギー性肺炎で、夏に咳が長引く・家にいると悪化するのが特徴。
エアコン内部や押し入れの湿気・カビ対策が発症予防の鍵です。


😞 意外と多い「夏季うつ病」にも注意

夏の日照時間の増加や気温の上昇、生活リズムの乱れにより起こる夏型のうつ症状
イライラ、不眠、食欲低下、疲労感が続く場合は、早めに相談を。


✅ 夏を健康に乗り切るために大切なこと

  • 喉が渇く前に水分・塩分を補給

  • 冷房は適切に使い、外気との温度差に注意

  • 紫外線対策・皮膚ケアを忘れずに

  • 感染症予防の基本(手洗い・咳エチケット・食中毒対策)を徹底

  • 体調に異変があれば、早めに医療機関を受診


📍お近くで体調に不安を感じたら

きだ内科クリニック(山形県米沢市)では、夏の体調不良・感染症・脱水・夏バテなどに幅広く対応しています。
何か気になる症状があれば、お早めにご相談ください。

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