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痩せたいのに痩せない本当の理由|“セロトニンダイエット抵抗性”が食欲と代謝を狂わせる仕組み

[2025.11.23]

痩せたいのに痩せない…本当の原因は“セロトニン不足”?

 

 

― セロトニンダイエット抵抗性と食欲暴走の科学 ―

 

「頑張っているのに痩せない」「急に暴食してしまう」「ダイエットが続かない」――
その背景に、セロトニン不足による“セロトニンダイエット抵抗性” が隠れている可能性があります。

セロトニンダイエット抵抗性とは、
脳と腸で働くセロトニン神経系の機能が低下し、
食欲・代謝・ストレス反応のコントロールが崩れて痩せにくくなる状態を指します。

ストレス・睡眠不足・腸内環境の乱れなど現代の生活習慣が深く関与する、非常に多い“隠れ肥満要因”です。

 

1. “ダイエットホルモン”セロトニンとは?

 

セロトニンは「幸せホルモン」で有名ですが、ダイエットにおいても重要な働きを持つ神経伝達物質です。

 

◆ セロトニンの働き(ダイエットとの関連)

 

① 食欲を抑える

 

セロトニンは脳内で“満腹中枢”に働き、
食欲を抑え、食べ過ぎを防ぐブレーキ役 を担います。

 

② ストレスの過食を防ぐ

 

ドーパミン(快楽)やノルアドレナリン(不安・焦り)を調整し、
ストレスで暴食する・甘い物に走る という行動を抑制します。

 

③ 腸の動きを整える

 

体内の90%以上のセロトニンは腸に存在し、
腸の蠕動運動を調整 → 便秘改善・代謝アップ に貢献。

腸の調子=セロトニンの分泌=メンタル・食欲
すべてが連動しています。

 

2. セロトニンダイエット抵抗性の3大メカニズム

 

ダイエットをしているのに痩せない、
むしろ太りやすくなる“悪循環”の中心にはセロトニン不足があります。

 

(1)食欲の暴走:満腹サインが出ない

 

セロトニンが不足すると、

  • いくら食べても満たされない

  • 甘い物が止まらない

  • ストレス食いが増える

  • 我慢してもリバウンドしやすい

という “食欲のブレーキ故障” が起こります。

特にストレス・睡眠不足があると、
セロトニンが激減 → 食欲暴走 → 過食 → 自己嫌悪 → 再度ストレス
という“太るループ”に入ります。

 

(2)腸内環境の悪化 → 代謝が落ちる

 

セロトニン不足は腸内細菌にも影響を及ぼし、次のような症状を招きます。

  • 便秘・ガス・膨満感

  • 栄養吸収の悪化

  • 代謝に必要な栄養素が不足

  • 体脂肪が燃えない、むしろつきやすい身体になる

また、ストレスによるコルチゾール過剰は、

  • インスリン抵抗性(太りやすくなる)

  • 内臓脂肪の増加

  • 代謝低下

を招いて、さらに“痩せない体質”を固定化します。

 

(3)ストレス・不眠 → コルチゾール増加 → 筋肉分解

 

セロトニン不足は精神の安定にも影響します。

  • 気分の落ち込み

  • 不安・イライラ

  • 衝動性の増加

  • 集中力低下

  • 睡眠の質の悪化

ここから ストレスホルモン(コルチゾール)増加 → 筋肉分解 → 基礎代謝低下
という最悪の流れが発生します。

筋肉が減ると、
「以前と同じ食生活でも太る」「全然痩せない」
という状態に陥ります。

 

3. セロトニン不足の主な原因

 

セロトニン低下の正体は、
“現代の生活習慣が生むストレス”です。

 

● 長期ストレス

交感神経が過剰になり、セロトニン分泌が抑制。

● 日光不足

太陽光を浴びない生活 → セロトニンの原料が脳に届かない。

● 栄養不足・偏食

  • トリプトファン(大豆・卵・乳製品)

  • ビタミンB6

  • ナイアシン

  • マグネシウム

これらが不足すると約90%の人でセロトニン低下。

● 睡眠不足・昼夜逆転

セロトニンの生成リズムが狂い、分泌量が低下。

● 運動不足

特に「リズム運動」が不足するとセロトニン量が下がります。

 

4. セロトニンダイエット抵抗性を改善する方法

 

痩せるためには、
カロリー制限よりも “セロトニンを増やす生活習慣” が最優先です。

 

🌞(1)日光浴

 

  • 朝起きたら カーテンを開けて太陽光を浴びる(2〜5分)

  • 休日も起床時間を揃える

→ セロトニン分泌スイッチが入る

 

🚶(2)リズム運動

 

セロトニンを増やす科学的に最も強い方法。

歩行・咀嚼(よく噛む)・呼吸のリズム運動

  • 20分以上のウォーキング

  • 1口20〜30回噛む

  • 深くゆっくりした呼吸

これらは、3ヶ月継続するとセロトニン神経が鍛えられます。

 

🍳(3)栄養補給

 

セロトニンを作るための“材料”を確保する。

  • トリプトファン:卵、乳製品、大豆製品

  • ビタミンB6:魚、バナナ

  • ナイアシン:肉、魚

  • マグネシウム:ナッツ、海藻

  • 適度な糖質:トリプトファンを脳に運ぶ

 

😴(4)睡眠・休息

 

  • 7〜8時間の睡眠

  • スマホ・夜更かし・深夜作業を避ける

  • ストレス管理(趣味・休息)

睡眠の改善=セロトニンの回復
→ 痩せやすい体へ

 

◆ 結論

 

痩せられない原因の多くは、意思の弱さではなく「セロトニン不足」。
ストレス・睡眠不足・腸内環境の乱れが続くと、脳と腸の制御が壊れてしまい、
どれだけ食事制限をしても運動をしても痩せない“ダイエット抵抗性”に陥ります。

一方、セロトニンを整えれば、

  • 食欲が正常化

  • 暴食が止まる

  • 代謝が改善

  • 腸の動きが良くなる

  • 精神が安定し継続できる

という “痩せる体質” が自然と作られます。

 

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